味の素のクノール・カップスープを飲んだことがある人も
多いと思いますが、ここブラジルでも味の素は
VONO(ヴォーノ)というブランド名で即席スープを販売しています。
味の素の製品は、日本人ではなく、
ブラジル人をターゲットにしています。
田舎のスーパーに行っても、この味の素のヴォーノが
置いてあるのを見ると、営業努力に感心してしまいます。
その味の素がフェイスブックで出した広告が「女性蔑視」
であるとして、ブラジルで大炎上しました。
http://www.ajinomoto.com.br/produtos-consumidor/vono
問題の広告がこちらです。
Quem somos?(私達は誰ですか?)
Mulheres!(女性たちです!)
E o que queremos?(で、私達は何が欲しいんですか?)
Nao sabemos!(分かりませーん!)
E o quando quremos?(で、いつ欲しいんですか?)
Agora!!!(今でーす!!!)
味の素の説明によると、広告業者にユーモアのある
広告の制作を依頼したら、この広告になったということです。
ユーモアはあるかもしれないですが、ちょっとやりすぎです。
この広告に対するフェイスブック上のコメント。
「わたしが欲しいものを知りたい?
消費者を一人の人間として尊重し、女性蔑視の主義主張を垂れ流さないものよ。
つ・ま・り、ヴォーノ、あんたなんか欲しくない。」「親愛なるヴォーノ、その広告をコップに入れて
大量の塩と熱湯をかければ、おいしいスープのできあがりよ。」
女性達の猛烈な批判を受けて、味の素は、
フェイスブックのファンページの広告を取り下げました。
同社は、女性蔑視の意図はなかったと説明し公式に謝罪したということです。
http://extra.globo.com/noticias/economia/posts-da-marca-vono-criam-polemica-sao-chamados-de-machistas-no-facebook-15316735.html