一年ぶりにバイーア州の、モーホ・ジ・サンパウロ(Morro de São Paulo)というビーチ・リゾートに休暇で行ってきました。前回は、丘の上にある見晴しの良いホテルに宿泊したのですが、今回は妻が選んだ「Villa dos Corais」というホテルに宿泊しました。一泊の料金は、500レアル(約1万5千円)とブラジルにしては高めでしたが、料金に見合った質の高いホテルで、雨の日でも楽しく過ごすことができました。
ホテルの雰囲気
宿泊したホテルは、ヤシ林を開拓した場所に作られており、広大な敷地を有しています。第二ビーチから車で行くと、目の前に青い海の広がる開放的なレセプションがあります。
敷地内には四部屋の客室が10件あり、庭を歩いて部屋まで行きます。周りに何もないので、静かで小鳥や虫の鳴き声が心地よいです。
客室
客室は、50㎡と広く、ベッドには蚊帳がついているので、夜中もぐっすり眠ることができました。殺虫剤も各部屋に常備されており、気が利いています。

備え付けのシャンプー・リンスは、有名なNATURA製品でした。
共有スペースが充実
このホテルは、共有スペースが充実していたため、雨の日でもホテルから出ることなく、楽しく過ごすことができました。
レセプションには、寝そべることもできる大きなソファ、ハンモックがあり、海を眺めながら昼寝や読書を楽しむことができます。
読書に疲れたら、プールで泳いだり、プールの中でカイピリーニャを飲んだりすることもできます。
滞在中は雨が多く気温が低かったので、ミストサウナがあったのが有難かったです。サウナと水風呂(プール)に交互に入るという、おっさん臭い楽しみ方もできます。ミストサウナの温度は、日本人でも十分満足できる温度まで上がります。
他にも、ビリヤード台が2台、卓球台が1台あり、温泉旅行に行った気分で仲間と楽しく過ごすことができます。各部屋にDVDプレイヤーが設置されているので、レセプションでDVDを借りて部屋で観ることも可能です。
レストランが併設されているので、海辺でビールでも飲みながら、おつまみを食べてのんびり過ごすのも楽しいです。
ホテルの目の前は海
ホテルのすぐ前には第三ビーチと第四ビーチがあります。干潮時は遠浅になり、波も穏やかなので、子供が居ても安心して遊ばせておくことができそうです。中心部から少し離れていることもあり、ほぼプライベートビーチのようになっており、静かです。
ホテルの直ぐそばには、マングローブが生えた離れ小島があります。
ホテルでフレスコボールのセットを貸してくれるので、海沿いでやると良い運動になります。
ロケーション
モーホ・ジ・サンパウロは、島なので船か飛行機で行くことになります。島の主な場所は車両通行禁止となっており、歩行者と犬猫しかいないため、平和です。ほぼ100%観光で成り立っている島なので、強盗の心配をせずに夜中に出歩けます。
ビーチは港から順番に第一ビーチ、第二ビーチ、第三ビーチ、第四ビーチと続きます。なかでも第二ビーチと第三ビーチが最も賑やかです。第三ビーチの途中までは遊歩道が設置されていますが、その先は砂浜を歩かなければなりません。
ホテル「Villa dos Corais」は、第三ビーチと第四ビーチの境目に位置しています。徒歩でも行くことができますが、第二ビーチの入り口付近まで歩けば、ホテルのマイクロバスでの送迎があります。港からバス乗り場までは徒歩20分くらいですが、賑やかな街並みを眺めながら歩くと、あっという間です。
ビーチ・リゾートでのホテル選び
これまでいくつかのビーチ・リゾートに行った経験の中で、「失敗したな。」と感じたことがあります。それは多くの場合、宿泊費をケチった場合でした。ビーチ・リゾートでの主なアクティビティは海に入ることだと思いますが、それ以上に楽しいことは、「何もしないでのんびりすること。」です。
体調が悪くて海に入れない場合、天候が悪くて外に出られない場合などはホテルに引きこもることになりますが、狭苦しく開放感のないホテルだと、のんびりするどころか、「家でゆっくりしていたほうが良かった」という気持ちにもなりかねません。
今回、3日間のモーホ・ジ・サンパウロ滞在期間中、晴れたのは初日のみで、残り2日間は一日中雨が降っていました。しかし、ホテル内のインフラが充実していたために、十分楽しむことができました。妻も同様に楽しめたようでホッとしました。モーホ・ジ・サンパウロの宿をお探しの方には、おすすめです。