先日、初めてのパリ旅行に行ったとき、移動はUBER(ウーバー)を利用しました。この記事では、パリでのUBER利用の利点と、おおよその相場についてご紹介します。
CDG空港から市内まで45ユーロ
今回、ルーブル美術館まで徒歩5分の場所で、パリ1区のホテルに宿泊しました。シャルルドゴール空港(CDG)からの交通手段は、バス、電車、タクシーがあるのですが、重いスーツケースが3つあったので、最初からUBERもしくはタクシーでの移動を予定していました。
サンパウロのグアルーリョス空港などでは、UBER専用の乗車場所があるのですが、CDG空港の場合にはそのようなものはありませんでした。どこから乗るのか分からなかったので空港職員に聞くと、「UBERなんてない。バス、電車かタクシーしかないよ」と言われました。あきらめてタクシーで行くことも考えたのですが、ダメもとでUBERのアプリを立ち上げると、沢山車が走っている様子でした。
目的地(ホテル名)を入力すると、「5番出口に来て」という指示がUBERのアプリに表示されたので、空港内の案内看板に従って5番出口に行きました。5番出口は、一般の乗用車が乗降するエリアで、何の標識もありませんでしたが、様子を見ていると他にもUBER利用者らしき人がいるようでした。
空港からルーブル美術館のある1区までは、45ユーロでした。夫婦2人が電車で移動した場合、費用は20ユーロ強なので、この価格差ならば、ホテル前まで楽に移動できるUBERの方が断然お得です。
パリ旅行でのUBER利用のメリット
パリでのUBER利用のメリットをいくつかご紹介します。
フランス語が分からなくてもOK
UBERは、目的地をアプリで事前に入力すれば運転手に目的地を伝える必要がないので、フランス語が分からなくても全く問題ありませんでした。「ボンジュール(こんにちは)」と「メルシー(ありがとう)」だけ覚えておけば十分です。
現金が不要
乗車料金も登録したクレジットカード決済なので、現金を用意する必要がありません(筆者はクレジットカードではなく、Paypalを登録しております)。余談ですが、筆者は空港内の両替所はレートが悪いので利用しません。空港内にあるATMで、クレジットカードのキャッシングにより現金を引き出しています。キャッシングなので、若干の金利が発生しますが、両替レートを考慮すると、こちらの方が有利な場合が多いです。
地下鉄よりも安全
パリの地下鉄はスリなども多く、治安も良くないそうです。結局、UBERが便利すぎて一度も地下鉄に乗らなかったので、実際に地下鉄の雰囲気を体感していないのですが、いずれにしろUBERならスリなどの心配もありません。
タクシーよりも乗るのが簡単
パリでは流しのタクシーは少なく、タクシー乗り場を探さなければなりません。UBERなら、車が一時停車できる場所であればどこでも乗り降りすることができます。しかも、UBERの方が料金が安いので、もはやタクシーに乗るメリットは、モバイル通信環境が無くても乗れるということくらいでしょうか。
安くて楽に移動できる
パリ市内は東京の山手線の内側と同じくらいの大きさだと言われています。主要な観光地も集中しており、UBERにのっても10ユーロ前後で行ける場所も多いです。ルーブル美術館やオルセー美術館など、パリ観光では良く歩くことになるので、できれば移動は楽をしたいところです。
以下、参考までに実際に筆者が利用した際の料金を記載します。
乗車場所 | 目的地 | 料金(ユーロ) |
CDG空港 | ルーブル美術館 | 45.00 |
ルーブル美術館 | エッフェル塔 | 7.98 |
エッフェル塔 | 凱旋門(シャンゼリゼ通り) | 6.00 |
凱旋門 | ラファイエット(ショッピングモール) | 8.13 |
ルーブル美術館 | オペラ座・ガルニエ宮 | 6.00 |
ルーブル美術館 | CDG空港 | 45.00 |
UBERご利用登録が未了の場合、筆者の「招待コード」から登録すると初回の御乗車が最大で無料になるそうです。空港から市街に行く際に、さすがに無料にはならないかもしれないですが、ご活用ください。こちらの招待コードを入力頂くと、筆者は次回の乗車料金がジュース一本分(約160円)オフになるそうです。
また、フランスをはじめとする欧州でのご利用の際には、アマゾンで購入できるSIMカードを準備しておけば、空港からUBERが利用できて便利です。