ブラジルのペルナンブーコ州レシフェ生まれのロメロ・ブリット(Romero Britto)は、マイアミで活動する国際派ポップ・アーティストです。筆者がレシフェを初めて訪れた時、ホテルの部屋に彼のデザインした絵のレプリカが掛かっていました。その時は何だか下手くそな絵が掛かっているな、としか思わなかったのですが、その後も町中で彼の作品をしばしば目にすることがあり、いつの間にかファンの一人になってしまいました。

ロメロ・ブリットはどんな人?
ロメロ・ブリットはタレントのピーコをアフロにしたような見た目をしています。彼は18歳の時にキャリアをスタートし、25歳で米フロリダ州のマイアミに拠点を移しています。海外での活躍の方が長いからか、ブラジル人に聞いても「知らない」という人は少なくありません。
Officially 300 days to the opening ceremony of The Rio 2016 Olympic Games!! pic.twitter.com/ddldIk17Mk
— Romero Britto (@brittopopart) 2015年10月10日
作風
彼の作品は黒くて太い輪郭で描かれており、輪郭の間がカラフルな模様で彩られているのが特徴的です。彼の作品のテーマにはいつでも幸せ、愛やポジティブなエネルギーが詰まっていて、見る者の心を温めてくれます。
活動
ロメロ・ブリットの作品は世界100ヵ国以上で展示されています。有名どころでは、ニューヨークのJFK空港、ロンドンのハイドパーク、ベルリンO2ワールド・アリーナなどに彼のオブジェが飾られています。2010年の南アフリカW杯では、公式アーティストとしてポスターなどのデザインを手がけています。名だたる企業ともコラボレーションしており、アウディ、ポルシェ、フェラーリ、ウォルト・ディズニー、コカコーラ等のデザインも手掛けています。
ART ON THE MOVE! Look out for this Britto Ferrari cruising the streets of Miami!#brittopopart #art #cars #Ferrari pic.twitter.com/EIYOSEC6eD
— Romero Britto (@brittopopart) 2016年3月29日
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ブラジルに点在するオブジェ
リオデジャネイロに行った時に、空港で彼のオブジェが置いてあるのを見つけて嬉しくなったことがあります。

猫のオブジェ:タイトルは「SQUEAKI」
当時はロメロ・ブリットについて良く知らず、レシフェで良く見かける彼の作品がリオデジャネイロにもあることに親近感を持ちました。
その後、ブラジル各地を旅する度に空港で彼の作品を見かけました。新しい空港に行った時には、彼のオブジェを探すのが楽しみになってきました。
調べたところ、ブラジルでは以下の空港で彼の作品が設置されているとの情報がありました。ブラジル在住者で興味がある方は是非探してみてください。
- ベロオリゾンチ
- ソントスドゥモン(リオデジャネイロ)
- ブラジリア
- クリチバ
- レシフェ
- サルバドール
- サンパウロ
- フェルナンドデノローニャ
フェルナンドデノローニャ以外は行ったことがあるのですが、興味を持ったのが遅かったので、筆者が撮影できたのは以下のオブジェのみです。
http://karaki-graca.blog.jp/archives/3904972.html