世界最大のアマゾン河でサーフィン?アマゾンの知られざる魅力

ブラジル関連

世界一有名な河といっても過言ではない「アマゾン河」ですが、アマゾン河の基礎的な情報で意外と知らない情報もあるのではないでしょうか。この記事では、アマゾン河の特徴を簡単にご紹介します。

世界の地表水の5分の1を占める大河

アマゾン河は全長約6,516kmを有し、長さはナイル河に次ぐ世界2位ですが、その流域面積は世界最大を誇る大河です。その水量は、世界の地表水の5分の1と推計されています。

アマゾン河の総面積は7,008,370 km²で、ブラジルの他にはペルー、コロンビア、ボリビア、エクアドル、ギアナ、ベネズエラにも支流が流れています。ブラジル国内の流域は、3,843,402 km²(全体の約55%)です。


wikipedia

水源地は標高約5,600mのアンデス山脈


水源を調査した結果、アンデス山脈のミスミ山(標高5,597m)を流れる、「アプリマック河」が水源であると分かりました(上の地図の左下参照)。この水源地は、ペルー南部の古都クスコの近くにあります。クスコの北西にある世界遺産マチュ・ピチュの傍を流れる「ウルバンバ河」もアマゾン源流のひとつです。

アマゾン河には支流が1,000以上あり、主な支流は、右側がジャバリ河、プルス河、マデイラ河、タパジョー河、シングー河など。左側が、イカ河、ネグロ河、ソリモンイス河、ジャプラ河、ニャムンダ河、ウルベ河などから構成されています。

1,000m当たりの高低差は僅か2cm

アマゾン河は、アマゾナス州のタバチンガ市から、ブラジル領に入ります。先ほど、アマゾン河の水源はミスミ山(標高5,597m)であると書きましたが、ブラジルの入口であるタバチンガ市に流れる頃にはわずか60mまで標高が下がります。アマゾン川は標高60mから、大西洋までの3,000kmもの距離を流れます。1,000m当たりの高低差は平均僅か2cmで、時間をかけてゆっくり進みます。アマゾン河は、水流が遅いので河口のベレンからマナウスまで、容易に船で移動することが可能です。この緩やかな流れが、アマゾン河流域の豊かな生態系を育んでいます。

ネグロ河とソリモンイス河の合流

アマゾナス州の州都マナウスでは、ネグロ河とソリモンイス河の合流地点があります。ネグロ河というのは「黒い河」という意味で、ネグロ河の色は、その名の通り「黒い」です。

落ち葉などの植物の成分の影響でこのような黒い酸性の水になっています。平均水温は28℃で、酸性が強く(pH 3.8~4.9)、時速2㎞/hでゆっくり流れています。

一方のソリモンイス河は、コーヒー牛乳のような色をしており、アンデス山脈から運ばれる堆積物が混ざり、このような色になっています。ソリモンイス河はネグロ河よりも冷たく、平均22℃の水温で、時速6㎞/hでネグロ河よりも約3倍速い速度で流れています

この色の異なる2つの河が合流する場所では、不思議なことに2つの河が混ざらずに流れていることから、マナウスの観光名所のひとつとして人気のスポットとして知られています。両方の河の成分、温度、濃度などに相違があることから、2つの河はしばらく混ざらずに美しいコントラストを演出するようです。2つの河はやがて混ざり合い、「アマゾン河」になります。

wikipedia

ポロロッカ現象

アマゾン河と言えば、「ポロロッカ現象」について耳にしたことのある方もいるのではないでしょうか。ポロロッカ(Pororoca)というのはアマゾン河口の海に合流する場所で、潮の満ち引きの関係で起こる逆流現象をさします。ポロロッカで波は3m近くの高さになり、最大50km/hもの速さに到達するようです。河の推移が下がり、海の水位が上がる10月に見られることの多い現象です。ポロロッカの波に乗ってサーフィンを楽しむ人も居るようです。

ポロロッカ現象は、こちらのGlobo Naturezaの映像をご覧ください。

アマゾン河の名前はギリシャ神話に由来する

2016.04.04

アマゾンの巨大魚ピラルク、ピラニアに会えるヴェロペーゾ市場

2015.08.31

アマゾンの怪魚ピラルクより巨大な魚が居た!?ピラニアやピラルクの名前の由来

2016.04.11


ブラジル余話の更新をメールでお知らせ

メールアドレスをご記入頂ければ、サイトの更新をメールでお知らせいたします。購読の解除も簡単です。ご登録して頂けると嬉しいです!