先日、ブラジル人宅のフェスタに行った際に、トランプゲームで遊びました。この時、ブラジル人の友人にPif Paf(ピフィ・パフィ)というゲームを教えてもらいました。Pif Pafといえば、ミナスジェライス州の冷凍食品メーカーのことだと認識していたのですが、その会社も元々はトランプゲームから社名をとったようです。
Pif Pafという名前は、カードをめくる時のオノマトペに由来しています。他にも、Pife(ピフィ)とか、cacheta(カシェッタ)という名前でも呼ばれます。面白いのは、Pif Pafでは、トランプを2組使用するという点です。どんなゲームなのか、簡単にご紹介しましょう。
遊び方
まず、トランプ2組を良くまぜます。親は時計と逆回りで各プレイヤーに3枚ずつカードを配り、最後に自分にもカードを配ります。これを3回繰り返して、手持ちのカードを9枚にします。
各プレイヤーは、自分の手持ちカードの組み合わせを確認し、掛け金を決めます。最低2枚のベッドが必要です。誰かが掛け金を4枚に釣り上げた場合、他の人も4枚出すか、ゲームを棄権することになります。この場合、掛け金の2枚は戻ってきません。
組み合わせの例は次の2パターンがあります。
同じ数で異なるマーク
同じ数の3枚組です。マークは3枚とも別のマークである必要があります。
ついでながら、ポルトガル語ではトランプのマークはナイプ(Naipe)といいます。
連番で同じマーク
A,2,3や5,6,7などの連番の3枚組です。この場合、マークが同じものでなければなりません。Q、K、Aなどの組み合わせもオーケーです。
親の右側にいる人からカードを引いていきます。カードを引いたら、不要なカードを一枚捨てなければなりません。次にいる人は、前の人が捨てたカード(数字とマークが分かる)かカードの山から選ぶか、2つの選択肢があります。一番早く3組9枚の組み合わせを作った人がゲームの勝者です。8枚まで組み合わせが決まり、リーチになった場合、自分の順番に関係なく、誰かが自分のあがりカードを捨てた時点であがることができます。ちょっとマージャンみたいですね。
ブラジル人とトランプゲームする機会があれば、Pif Paf(ピフィ・パフィ)をプレイしてみてください。シンプルですが、なかなか面白いゲームです。
折角なので、トランプにまつわるポルトガル語を少しご紹介します。
意味 | 表記 | 読み方 | 単語の意味 |
トランプ | baralho | バラーリョ | トランプ |
ジョーカー | curinga | クリンガ | 抜け目ない人 |
クラブ | pau | パウ | 棍棒 |
ダイヤ | ouro | オウロ | 金 |
ハート | copa | コッパ | 杯 |
スペード | espada | エスパーダ | 剣 |