イースターのウサギ、タマゴは聖書に出てくる?

ブラジルの行事

ブラジルでは、イースター(復活祭)になると、イースターバニーやイースターエッグのチョコレートがスーパーの店頭にきらびやかに飾られます。イースターの象徴として欠かせない存在となっているウサギとタマゴですが、もともとはキリスト教とは全然関係がないものでした。

なぜ「タマゴ」がイースターのシンボルなのか

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ヨーロッパでは中世の頃から、たまごは「新しい命」の象徴と考えられていました。当時から、春の訪れを祝うためのアイテムとしてたまごが利用されていたそうです。ちょうど、イエス・キリストが十字架にかけられてた後に復活した時期も、春の訪れる時期でした。十字架にかけられて死んだイエスが墓を突き破って復活したというのが、タマゴから雛が孵るイメージに重ねられたのかもしれません。

ところで、イースターのシンボルであるタマゴは四旬節に食べることが禁じられていた食品でした。四旬節とは、カーニバルの後からイースターまでの46日間から日曜日を除いた40日間の斎戒期間を差し、キリストが荒野で40日間断食したことに由来するものです。信者たちは、食べることの禁じられたタマゴに色を塗り飾っておき、イースターの日にお祝いとして食べたそうです。

なぜ「ウサギ」がイースターのシンボルなのか

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聖書には、イースターの日曜日にイースターエッグを持ってくるうさぎについて記述した箇所は一つもありません。イースターバニーの由来は13世紀のドイツにあるといわれています。当時、まだキリスト教が現在のように普及していなかったドイツでは、様々な神々が信仰されており、その中の一つに、豊かさの象徴としてウサギの形をした女神(Eostre)がいました。Eostreは豊穣の神であり、春の神でもありました。当時のドイツでは、冬の終わりと春の訪れを祝い、Eostre神を信仰する習慣があったようです。

キリスト教とウサギの関連

15世紀頃、ローマ・カトリックがドイツの主な宗教になると、ローマ・カトリックは、既に根付いていた異教信仰(Eostre)の風習をキリスト教の風習に取り入れ、復活祭とウサギが関連付けられるようになったそうです。

1700年にはペンシルバニアに移住したドイツ人によりアメリカにもこの風習が持ち込まれ、復活祭とウサギの関連付けは世界的に広がっていくことになりました。

イースターの名前の由来

イースターの名前の由来は諸説あるようですが、海外のウェブサイトでの主な説は、異教徒の神、Eostreに由来しているという説です。他には、過越祭の時に「イースト菌」を入れないパンを食べることから「イースター」という名前がついたという説もあります。

ちなみに、ドイツ語で復活祭はOsternと言いますが、これには「東」という意味もあります。「東」というと太陽が昇ってくる方向ですね。日の出とキリストの復活を重ね合わせたんでしょうか。

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