真田幸村の手紙や刀が見られる「真田宝物館」

信州

昨年、NHKの大河ドラマ「真田丸」は、真田幸村が「大阪夏の陣」でその生涯を終えるまでの物語が描かれていますが、徳川陣営についた兄の真田信之は、江戸幕府においても松代藩に移封され家名を残しました。

真田信之の松代城跡は、長野市中心部から車で下道を走って20分ほど南に行った場所にあります。善光寺に行ったついでに、この松代城跡まで足を延ばしてみました。

真田ファンは行くべき

去年、上田城跡に行ったときは、観光バスが数珠つなぎになって押し寄せるほどの大混雑でしたが、それとは打って変わって、今回松代城跡に行ったときには、とても静かでした。

松代で最も人気のある観光施設は、松代城跡というよりも、その近くにある「真田宝物館」です。

「真田宝物館」は、1966年に真田家12代当主の真田幸治氏が「学術文化に貢献するため」という目的で真田家の家宝を松代町(現・長野市)に譲渡したことをきっかけとして開館しました。

真田宝物館では、真田幸村直筆の手紙(九度山から兄・信之に送った手紙など)や所領の刀、真田信之の具足などが展示されています。大河ドラマだけではなく、池波正太郎「真田太平記」、司馬遼太郎「城塞」で真田ファンになっていた筆者は、大変満足でした。

真田親子(左から時計回りに、昌幸、信之、幸村)

真田信之の具足

真田幸村所領の刀

真田紐

財政改革の手本として今も読み継がれる『日暮硯』


真田家というと、昌幸、信之、幸村が有名ですが、少し後の5代目・真田信安のもと、窮乏の極にある藩の財政改革に尽力した「恩田木工」も、ここ松代では有名人のようです。彼を主人公にした物語『日暮硯』は、複数の作家によって残されています。とりあえず、『真田太平記』を記した池波正太郎による著作は、電子書籍もあるようなので、今度読んでみようと思います。

真田騒動―恩田木工―
真田騒動―恩田木工―

posted with amazlet at 17.10.19
新潮社 (2012-10-05)
売り上げランキング: 49,839

真田宝物館の隣には彼の銅像もありました。

ちなみに、松代藩といえば江戸後期の学者「佐久間象山」も有名です。

真田邸


幕末に建てられた建築物で、明治以降は真田家の私邸として利用された建物です。真田宝物館と同時期に、長野市に譲渡されたもの。当時の武家の生活を垣間見ることができます。入場料は、「真田宝物館」と「文武学校」とセットで400円と、かなりお手頃価格です。

真田信幸が「信之」に改名したシーン(NHK大河ドラマ『真田丸』)で実際に使用されたもの

文武学校

幕末に松代藩の藩士のために建てられた学問・武術を学ぶ学校です。教室にあたる文学所、武術を学ぶ剣術所、柔術所、弓術所、槍術所があります。映画のロケなどでもしばしば利用されることがあるそうです。

長野市に行くことがあれば、是非一度足を延ばしてみてください。