千畳敷カールが有名な長野県駒ケ根市は、ぼくが生まれた南箕輪村から車で30分という身近な場所にあります。高校を卒業するまで住んでいた地元ですが、いまさらながらその素晴らしさに気が付きました。
名物ソースかつ丼
千畳敷カールへのロープウェーが発着する駅の麓に「すが野」という店があります。ここでは、地元の名物、ソースかつ丼を出します。東京でかつ丼というと、玉子とじが一般的ですが、南信ではとんかつを甘辛いソースに漬けこんでキャベツの上にのせて食べるソースかつ丼が一般的です。蓋からはみ出すボリュームが圧巻です。
とんかつの大きさもスゴイですが、中間にあるキャベツもご飯よりも量が多いです。そのままでは食べられないので、かつ丼の蓋に半分くらいとんかつとキャベツを取り分けてから食べるのが地元流の食べ方なんだそうです。
ヒカリゴケで有名な光前寺
ロープウェー乗り場の直ぐ近くには、光前寺という雰囲気の良いお寺があります。背の高い木々が生える参道の石垣には、ヒカリゴケという光を反射して緑色に輝くコケが生えています。
境内の脇には「延命水」なるものが流れていて、飲むことが可能です。
「うんちがじぶんでまいにちだせますように」
という可愛らしい願い事があると思えば、その横にすごい絵馬が強い負のエネルギーを発散してました。
「○○○○に生き地獄を味わせてどうか願いを聞き入れて下さい。天罰を。」
家族連れで賑わう駒ケ根高原
駒ケ根市と隣の宮田村を結ぶ橋がかかる公園には、地ビールの飲めるレストランや土産物の店があり家族連れで賑わっています。
公園では地元でとれたすずらん牛乳を使用したすずらんソフトが楽しめます。写真は、バニラと栗ソフトのミックス。すずらん牛乳の濃厚な味と控えめな甘さがグッドです。
この公園に来たら、是非体験したいのが「あめ太郎」という豪雨でのドライブを体験できる施設。安全運転と警戒避難に役立てるために作られた施設らしいです。
1987年に長崎県で発生した日本の観測史上最大の降雨量(187mm/h)も無料で体験できます。
長野県唯一のウイスキー蒸留所
駒ケ根には長野県唯一のウイスキー蒸留所として、信州マルス蒸留所があります。ウイスキーの他にも、地ビール「南信州ビール」も醸造しています。信州の名産、ブルーベリーやリンゴを使った発泡酒もありました。見学するのに特に予約は必要ありません。



駒ケ根には他にも色々と見どころが点在しているようなので、また次の機会に行ってみたいと思います。