ブラジルで運転免許を取得する際には、日本の運転免許証を持っていれば筆記試験が免除されます。ブラジルで運転免許証を取得するための方法をまとめました。
州や法律によって変更されるかもしれないので、事前にDETRANやデスパチャンチにご確認ください。
必要書類
日本の運転免許証 | オリジナル |
日本の運転免許証の翻訳* | レシフェ領事館で作成してもらいました。手数料はR$90 |
身分証明書 | 連邦警察で発行してもらうもの |
SINCRE | 連邦警察で発行してもらうもの |
CPF(納税者番号) | 税務署で発行してもらうもの |
住所証明 | 公共料金の請求書等。必ず、身分証明書と同じ名前のものを用意する。なければ、勤務先で住所証明を作成してもらう(この場合、登記所で署名の認証も必要です。) |
パスポート | オリジナル |
上記各種書類のコピー |
*運転可能な車種の箇所は分かりやすく翻訳してもらうのがポイントです。
ぼくは普通車の免許を取得したかったのですが、日本の免許の翻訳が
「veiculo de medio porte e motocicleta(中型車及び自動二輪)」
となっていたので、試験の時に「トラック」の免許と勘違いされてしまいました。
書類関係に少しでも不備があると、その不備を訂正するのに気を失うくらい時間がかかる可能性があります。事前にデスパシャンチ(便利屋)に頼んで、十分すぎるくらい確認してから提出したほうがよさそうです。
受験資格
書類がそろっていれば、いつでも試験が受けられます。ただし、外国人は州都のDETRANでなければ試験が受けられません。
試験内容
・筆記試験は免除(2017年11月追記:制度が改正になったのか、筆記試験も受けなければならなくなったようです。くわしくは、こちらにも書きました。)
・実技試験は、Rampa(坂道発進)、Garagem(駐車)
Baliza(縦列駐車)の3つのみ。
(所要時間10分程度)
評価方法
- 日本と異なり、試験官は助手席に乗りません。
- 各エリアに居る試験官の指示に従って動く。
- 減点評価なので、試験官に何も言われなければ、そのエリアはクリアしたことになります。
- ポール等にぶつけたらその場で失格退場。
合格の秘訣
・縦列駐車は日本とやり方が異なるので、事前にブラジル式を勉強しておくとよいです。
縦列駐車の制限時間は2分間。
・教習所でプライベートレッスンを受ければ、受験テクニックを教えてもらえるので、
合格率が高まります。ぼくは、教習所の教官から2時間のプライベート・レッスンを受けたのですが、費用が40レアル(1800円)と非常に安かったうえ、レッスン後簡単に合格できました。
・昼間の実技試験は目が回るほど混雑しており、1時間以上待たされた挙句、試験場のなかも
大渋滞という散々な目に合います。試験日の予約をするときはなるべく朝一番の時間を予約したほうが良いとおもいます。
その他
・再試験は試験の翌日にならなければ申し込めません。再試験までは、15日間あける必要があります。
・試験の申込は、代理人でも可能です。