【2020年版】ブラジルに荷物を送る時の注意事項

ブラジル役立つ情報

自らの実体験をもとに日本からブラジルへ荷物を送る際の注意事項をご紹介した下記の記事は、幸いなことにわりと沢山の方に読んで頂いています。

ブラジルに荷物を送る時に気をつけたい4つのポイント

2015年5月3日

ブラジルへの荷物の発送については、しばしばお問い合わせ頂くこともあるので、最新の情報を追加した2020年版として注意事項をまとめてみました。

2020年からの新ルール

ブラジル歳入庁は、2020年1月1日からブラジル宛に送る荷物に「納税者番号(CPF)」の記載を義務付けています(ブラジル歳入庁の公式サイトより)。CPFの記載が無い場合には送り主へ返送され、返送が難しい場合には廃棄されます。

CPFはブラジル在住者なら必ず持っている番号ですので、発送前に受取人に確認してみてください。

CPFの書き方については特に指示がないですが、日本郵便のウェブサイトでは「名あて人の税務番号(個人用納税者番号CPF又は法人用税務登記番号CNPJ)を名あて人名の後に記入することが推奨される」と記載されていますので、受取人の名前の欄に記載すればよいと思います。目立つように、赤ペンなどで囲んでおけばよいと思います。

なお、受領者が「会社」の場合には「連邦税納税者番号(CNPJ)」を、納税者番号を持たない外国人の場合には「パスポート番号」を記載することが求められています。

制度改正の背景

ブラジルでは物品を包有する全ての国際郵便物が税関検査の対象となります。

ブラジルでは、個人が通販サイト「AliExpress(アリエクスプレス)」を利用して中国から商品を購入(輸入)することが一般的に行われています。ブラジルの郵便局の説明によると、ブラジルに到着する国際郵便の実に80%は中国から送られた荷物だということです。

今回のCPF記載義務付けは、増加する中国からの荷物の税関検査を効率的に行い、輸入関税をきっちり徴収することが目的にあるものと考えます。

荷物を送ったのに届かない

EMSで送った荷物が1カ月経過しても届かない、追跡してもサンパウロの税関から先に進まない、といった問題はブラジルでは珍しくありません。荷物を確実に受け取るためには、以下の点に留意する必要があります。

  • $100以上の物品には、「輸入関税」が60%課税されることを念頭に置く(ただし、書籍、雑誌、医薬品は免税となります)。商業目的ではなく、かつ、 US$100までの品物であれば免税になるとの判例あり。
  • 荷送人の申告価格に誤りがある場合、税関は罰金を科す場合がある。
  • 受取人名の隣にCPF(納税者番号)を明記する。
  • 極力EMSなどの「郵便追跡サービス」付帯の手段を利用する。
  • ブラジル宛の禁制品に該当するものがないか、確認する(カレンダー、文房具、たばこ等)。
  • 住所を正しく記載する。郵便番号については数字の前に「CEP」と記載する。

 

輸入関税60%について

日本人の感覚では、容易に理解しがたいのが輸入関税の60%です。

ブラジルに送る荷物については、税関で物品の評価額の60%が輸入関税として課税されることを知っておかなければなりません。

輸入関税が課せられた場合、ブラジルに住む受取人に対して、納税通知書が届きます。受取人が通知書を郵便局へ持参すると、窓口で輸入関税を支払った後に荷物を受け取ることができます。

この納税通知書を無視していると、荷物が荷送人に返送されたり、廃棄されたりする結果となります。

確実に荷物を受け取るためには、郵便追跡サービスにより、荷物の状況を定期的に確認することが望ましいといえます。



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