ブラジルでは、女性がボールペンで髪を留めているのをたまに見かけることがあります。
ブラジル人女性にその理由を尋ねたところ、特に積極的な理由はなく、あまりこだわりがないからだということでした。麗しき女性の頭にボールペンが付いているのを見るのは、ちょっと違和感がありますが、見ていてほのぼのとしてしまいます。また、髪をしばる時にも髪専用のゴムではなく、普通の輪ゴムをつかってしばることがあるそうです。
ブラジル人女性に、日本のかんざしとか贈ったら喜ばれるかもしれません。実際に贈ったことはないので、何とも言えないですが。
もう一つ、日本では見られないブラジル人女性独特の髪のしばり方があります。それは、何も道具を使わずに、髪を自分の髪でしばるというワザです。長い髪をくるくると器用に束ねて、自分の髪でその束をしばり、お団子頭にする様子は、見ていて面白いです。日系人の女性に伺ったところ、どうやらあのヘアスタイルは日本人の髪質ではできないようです。ブラジル人のウェーブがかかった髪だと、束ねやすいんだという話を聞きました。
ノルデステ(ブラジル北東部)の女性の傾向としては、髪は長い方が美しいという考えがあるみたいです。腰くらいまである長い髪をした女性もたまに見かけます。そんなに長いと、洗ったり乾かしたりするのが大変そうです。しかし、年を重ねるにつれて、段々と短くなってくるというのは日本と同じみたいです。