ブラジル代表、ロシアW杯ベルギーに敗れる!ブラジル紙の報道

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ブラジル、負けちゃいましたね…。チッチ監督の采配のもと、連戦連勝を重ねてきたブラジルも、黄金世代のベルギーの後塵を拝することになってしまいました。セレソンがベスト4進出を逃すのは1978年以来40年ぶりだとか。

ブラジル紙の報道は日本の報道と比べるとかなり辛辣です。フォーリャ・デ・サンパウロ紙の記事から、現地での解説をご紹介します。

Travado, Brasil perde da Bélgica e é eliminado da Copa do Mundo da Rússia
機能停止したブラジルはベルギーに敗退し、ロシアW杯から消される

ベルギーの「戦略的カウンター」の勝利だ。

6日、ベルギーは2対1でブラジルをロシアW杯から消し去った。

ベルギーは、前半でフェルナンジーニョの失策により2点を奪われた。ブラジルは、後半30分にヘナート・アウグストが1点を相殺した。しかし、ブラジルは追いつくことができなかった。

22戦20勝したチッチ監督采配による2度目の敗退に終わった(1度アルゼンチンに敗北している)。チッチは、ミネイロンの惨劇を招いたフェリポンの成績(ベスト4)ですら超えることができなかった。

W杯の開催前まで、ブラジル代表は1970年以来といえる順調な滑り出しを見せていた。

ベルギー戦で、カゼミーロの代わりに入ったフェルナンジーニョは2点の失点の原因を作った。1点目は、ヘディングのミスにより、フェルナンジーニョの肩にボールが当たってのオウンゴール。2点目はルカクに競り負けて、ベルギーに美しいシュートを許した。

ネイマールも、2点を決めたのみで終わり、ファールにより対戦相手より批判を浴びた。ガブリエル・ジェズースに至っては、ゴール・ネットを揺らすことすらなかった。

セレソンはブラジル国民を満足させることがなかった。ベルギー戦の前4試合に関してもクリエイティビティが無く、予想可能なつまらない試合であった。

ベルギー代表の監督、ロベルト・マルチネスは2016年に監督に就任したスペイン人だ。彼は自身の采配を「戦略的カウンター(um rebelde tático)」と呼ぶのを好む。当初、彼の戦略はベルギーのスター選手から批判を浴びたが、結果が出ると批判もなくなった。

対するブラジルのチッチ監督は「均衡戦略(equilíbrio)」を採用し、チームを機能停止においやった。ベルギー戦では、セレソンは前半で多くのパスミスを演じた。前半でチッチ監督の言う「均衡」は見られず、ベルギーに容易に支配されていた。

後半でウィリアンの代わりにフィルミーノを投入し、ジェズースの代わりにドグラス・コスタを入れると、ブラジルらしさを取り戻しはじめた。フェルナンジーニョの代わりに入ったヘナート・アウグストが1点を入れると、ブラジルのプレッシャーが始まり、そこからはドラマティックな展開になったが、セレソンが追いつくことはできなかった。

ブラジル人読者の反応

この記事について、読者のコメントをいくつか紹介します。

良くある悲観的な評論だ。セレソンは負けたが、後半はいい試合だった。選手交代後のセレソンは動きも良かったし、クリエイティビティもあった。チッチの采配は功を奏したが、結果につながらなかったのだ。フォーリャよ(注:新聞の名称)、その古臭い批評にレッドカード!結果だけに興味があるのか。

夢(W杯)が終わると、ブラジルは現実に戻らなければなりません。これについてのコメントもありました。

サッカーは我々を励ましてくれる。今回は結果につながらなかったけれど。我々はそろそろ現実に目を向けなければならない。最大の敵はベルギーではなく、世界中に恥を晒している汚職だ。今こそ「前進せよ、ブラジル!(Pra frente Brasil)」と叫ぶとき。10月には、我々が試合に勝利するときが来るのだ(注:2018年10月に大統領選挙があります)。

予想外に早く夢が終わってしまいましたが、今回もセレソンには楽しませてもらいました。ありがとう、セレソン。四年後のカタールでHEXA(6度目の優勝)を楽しみにしてます!

フェルナンジーニョへの人種差別にネットユーザーがNO!

2018.07.08


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