週末にグラバタ(Gravatá)旅行にいったのですが、個人的にはグラバタよりも隣町のベゼーホス(Bezerros)の方が楽しかったです。
ベゼーホス
グラバタからわずか20km西に行った場所にあるベゼーホスには見どころが沢山あります。
ベゼーホスもグラバタ(Gravatá)と同様に、元々は牧場が起源となっています。1870年に家畜産業がこの地ではじめられたことから町が発展してきました。町の名前の由来はいくつかあって、一つはこの地に初めて牧場を開いたベゼーハさん(Bezerra)に敬意を表して付けられたとする説、もう一つは、ベゼーホ(bezerro=子牛)を焼いていたことから付けられたとする説があります。
民芸品センター(Centro de Artesanato)
個人的に好きだったのは、民芸品センター(Centro de Artesanato)です。ここには、ペルナンブーコの各地から集めた一級の民芸品を展示した博物館と、民芸品の販売所があります。わずか2レアル(60円)の入場料で、質の良い芸術的な民芸品を見ることができます。ペルナンブーコ・ファンの自分としては大変楽しめました。
版画の巨匠J・Borgeのメモリアルセンター
版画の巨匠J・Borgeと言われてもピンと来る人は少ないと思いますが、ペルナンブーコの文化を知る上で欠かせないのがこの版画です。民芸品センターのある通りに、このJ・Borgeのメモリアルセンターがあって、個人的に非常に興味をそそられたのですが、残念ながらその日は閉まっていました。
黒い丘(Serra Negra)

グラバタの民宿オーナーにおすすめされたのが、黒い丘(Serra Negra)でした。ここは、自然が好きな人にお勧めの場所で、ベゼーホスのセントロから、ひたすら狭くて急こう配の道を登って行ったところにあります。馬の居る牧場や、畑などの牧歌的な風景を見ながら進むドライブも楽しいです。冒険好きな人にもお勧めです。
野外円形劇場(Anfitearto)
Serra Negra最初の見どころである野外円形劇場(Anfitearto)は、景色が良いというのが売りなのですが、雨が降っていて、霧がかかっており、何にも見えませんでした。円形劇場の隣にはレストランと民芸品売り場があります。6月のサン・ジョアン祭りの際にはここが祭りの舞台になるそうです。
野外円形劇場(Anfitearto)の先は、未舗装の道になります。
未舗装の道は、男の冒険心をかきたてます。
すれ違うのは、馬に乗った少年
ペルナンブーコの田舎では、少年が自転車に乗るように馬に乗っている姿をしばしば見かけます。

野外円形劇場(Anfitearto)の先には、いくつもの冒険が待ち受けていたのですが、事情により途中で断念しました。その理由は、(1)雨が降っていて道が悪かったこと、(2)一緒に行った妻が風邪気味で、冒険を目の前にして高まるぼくのワクワクとは反対に、妻のテンションは、下がる一方でした。
今回は残念ながらいけませんでしたが、地図の絵と名前を見ると、男の冒険心をくすぐられます。
ヴィーノの洞窟(Caverna do Vino)
赤い岩(Pedra da Carambola)
愛の洞窟(Gruta do Amor)
風の扉(Porta do vento)
階段岩(Pedra da Escada)
黄色いグラバタの展望台(Mirante do Gravatá Amarelo)
聖なる結婚の樹(Pau Santo Casamenteiro)
晴れの日で妻の体調が良い時にもう一度、訪れてみたいと思います。