ブラジルでは日本人は「お金持ち」だと思われるので、強盗に狙われやすいです。筆者は幸運にも5年間のブラジル滞在中に一度も強盗に遭ったことがありません。しかし、強盗にあったことがある知り合いは片手で数えられないほどいます。
強盗に狙われた場合には抵抗せずにゆっくりと動き、命以外の全てを渡すようにすべし、というアドバイスが良く言われます。普段からイメージトレーニングしておかないと、いざ強盗にあった時に、命を落とす危険もあります。
ところで、不幸にも強盗に狙われた場合、財布が奪われるよりもダメージが大きいのは、貴重なデータが入ったパソコンが奪われることだと思います。
しかし、強盗にパソコンを奪われた場合でも、データをクラウド化しておけばデータまで奪われる心配を軽減することができます。
パソコンの全データをクラウド化

クラウドストレージサービスは、DropboxやOneDrive、Google Driveなどが有名です。筆者は、勤務先でMicrosoftのOneDriveを契約しているため、仕事で利用するデータは全てそこに保存してあります。
基本的にデスクトップにはデータを保存せず、「ごみ箱」だけが存在する状態を維持するようにしています。
万が一、強盗にパソコンを奪われた場合でも、パソコンはパスワードで守られているので、容易には情報にアクセスされません。クラウドストレージサービスでは、データがデバイス上とクラウド上の2か所に保存されますが、万が一デバイスが盗難にあっても、リモートワイプ機能を利用すれば、デバイス上のデータだけ消去することができて、セキュリティ的にも安心です。
貴重なデータはクラウドに保存してあるので、新しいパソコンでもOneDriveをインストールすれば、以前と全く同じデータを利用することが可能です。
写真の保管はGoogleフォトが便利
Googleフォトの便利さについては筆者が敢えて説明するまでもないでしょう。Googleフォトを利用したことが無い方には、こちらのサイトが分かりやすいです。
https://mobareco.jp/a43809/
仕事で使用する写真も、OneDriveに入れておけば良いと思いますが、写真に限っていえば、Googleフォトで管理する方が便利です。
Googleフォトに写真をアップロードすると、画像サイズが圧縮されるのですが、以下のサイトでも比較している通り、素人目には区別がつかない程の画質の差のようです。
http://digibibo.com/blog-entry-3235.html
2段階認証を忘れずに
クラウド上にデータを保存する場合には、不正アクセスを防止するために2段階認証を設定するべきです。2段階認証は、様々なウェブサービスで設定が可能なので、まだ設定していない方は、この機会にご利用中のサービスに2段階認証を設定することをおすすめいたします。