矯正器具を外す
2015年9月、歯科矯正を始めてからわずか1年半で矯正器具を取り外すことになりました。
まだ下あごの歯は完全に治ってないンですが、一番目立つ上あごの歯はわりにキレイな歯並びになったし、10月に結婚式があるので、ジャムおじさんに似たカルロス医師に頼んで、矯正器具を取り外してもらうことにしたのです。
矯正器具を外した時の気持ち
歯科矯正というのは煩わしいものです。(慣れてくるとそこまで気にならないという面もありますが。)
矯正器具を外したときはさぞかし開放感に満たされるんだろうなあ、ということを矯正している時はずーーッと想像していました。食事の後の掃除のわずらわしさがなくなるし、矯正器具が当たって口内炎がいつまでも治らないといったストレスからも解放されるはずです。そんな、期待を胸に秘めつつ、カルロス医師のもとに行く日になりました。
矯正器具の土台は、ボンドのようなものでしっかりと固定されているので、取り外すのは大変なのかと思いましたが、ペンチでわりに簡単にポキポキとれました。土台を取り除いた後は、先端がヤスリ状になった器具で歯をグリグリやって、残ったボンドを落としていきます。全部で30分も掛からなかったと思います。
無事に矯正器具を取り外した後、想像していた開放感が訪れるのかと思いきや、意外にも開放感はありませんでした。むしろ、今まであった締め付けがなくなって、物足りないくらいです。矯正器具が無い歯は、妙に白すぎて自分の歯ではないみたいです。
たぶん、これもホメオスターシスの一種なんだろうと思います。その時のぼくにとっては、矯正器具をしているのが普通で、矯正器具をしていない状態には慣れていなかったんですね。
そんな違和感も一週間ほどすると無くなってきました。慣れてくるとやっぱり矯正器具が無い方が断然楽チンです。日本で結婚式をやって、ブラジルに戻ってきたらまた矯正器具を設置する予定なんですが、一度取り外してしまうともう戻りたくない気持ちが沸々とわいてきてしまいます。もう矯正ヤメよっかな…。