スイス人の家に民宿:ベルンの民宿Wild Rose

海外旅行をするとき、市外観光や現地のめしを食べたりすることが楽しいですが、それにも増して、現地の人との温かい交流があるかないかで、旅の印象が大きく変わると思います。観光施設がほとんどないような辺鄙な町でも、そこで現地の人との温かい交流があれば、世界遺産に登録されているような街での体験に劣らないような強烈な思い出ができることがあります。

その意味では、ベルンで宿泊した民宿Wild Roseでは、非の打ちどころがないほど素晴らしい思い出ができました。

民宿Wild Rose
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http://bnb-wildrose.ch/en/home/

ベルンの中央駅から無料のトラムで4駅、歩いて10分ほどの便利な場所にあるこの民宿は、築102年程の家を3年ほど前にオーナーのソーニャさんが購入し、リフォームしたものです。周りも同じような歴史ある家々に囲まれた閑静な住宅街にあり、とても雰囲気の良い場所にあります。

散歩するだけで幸せな気分になれる閑静な住宅街にある
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紅葉が綺麗(11月初旬です)
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スイス人の家に宿泊

もともとがホテルではなく家なので、スイス人家庭にお世話になっているような形になります。同じ家の一階では、オーナーのソーニャさんと旦那さん、息子と娘の一家が暮らしています。ソーニャさんが非常に気さくな方で、色々と面倒を見てくれました。

調度品が素晴らしい

部屋に置いてあるタンスや家具が適当に選んだ安物ではなくて、重厚感のあるアンティークなのでいい味だしてます。壁に沢山の絵が掛けられているのですが、それらがいちいち高そうなものばかりなのです。

客室
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玄関ホール
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一般住宅なのにステンドグラスがあります
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部屋はハイツングで温めるので、ポカポカです。
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観光案内が充実してます

Wild Roseに到着すると、まず、ソーニャさんがベルンの観光マップをくれて、各スポットの見どころを懇切丁寧に教えてくれます。その案内は、詳細を極めており、このレストランのこの窓際の場所が眺めが良いだとか、この場所はこの角度から見ると良いとか、そんなことまで教えてくれます。このお節介好きな感じはブラジル人に似てます。

ベルン市内のトラム、バス乗り放題の素敵なベルンチケットももらえます。
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朝食が雰囲気良すぎ

日本やブラジルからすると、スイスの夜明けは遅いです。朝7:30になってもまだ空が暗いんです。そのため、スイスでは朝食の時に間接照明やロウソクを灯すのです。それがアンティーク調の家具に良く映えます。朝食なのに、ディナーのような雰囲気です。

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Wild Roseの朝食は、オーナーのソーニャさんが全て一人で用意しています。さすが、チーズ大国のスイスだけあって、朝から10種類ものチーズが出てきます。他のメニューは、ハム、フルーツ、パン、シリアルなどの一般的な朝食メニューです。

特筆すべきなのは、食器の雰囲気の良さです。どのお皿も博物館で見るような繊細な模様や図柄があしらってあって、食事がとても美味しく見えます。スプーン一つにも気を抜いていないのが驚くべきことです。ぼくは、これまでの人生で食器に大した関心を払ってこなかったのですが、食器一つで雰囲気が変わるということを学ぶことができました。

「よくここまでこだわりの食器を集めましたね。」というと、親から譲り受けた食器も数多くあるということでした。また、スイスでは週末などの開催される青空フリーマーケットで、アンティークの食器が手ごろな値段で手に入るということで、少しづつ蒐集したコレクションもあるそうです。古いものを大切に使うという文化は良いですね。

息子とは英語で会話

ベルンは、ドイツ語が主に話されている場所です。ソーニャさんは旦那とはドイツ語で話していましたが、25歳の息子さんとは英語で会話していました。理由を尋ねてみると、英語は国際語だから息子がバランス良く言語を話せるようにたまに英語を使うんだ、ということでした。スイスが永世中立国であるためには、複数の言語を操って、周辺国と円滑なコミュニケーションをすることが大切なのよ、と教えてくれました。

スイスでは、他にもフランス語、イタリア語、ロマンシュ語が話されています。スイス鉄道の車掌さんに、切符を見せた時に、ドイツ語で「ありがとう(ダンケ)」と言ったら、「メルシー!」とフランス語で返されました。スイス人にとって、ドイツ語やフランス語は、日本人が方言を理解するような感覚で使い分けているのかもしれません。

人懐っこい飼い猫のステラ

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Wild&Roseには、人見知りを全くしないステラという猫がいます。夜になると、勝手に宿泊客の部屋に入ってきて、人の布団に潜り込んできます。邪魔なので床にどかすのですが、床にコローンとあおむけになって腹をなでろと命令してきます。あんまり人懐こいので、チェックアウトの際にソーニャさんから「スーツケースの中にステラが入っていないか確認させてもらうわ」という冗談を言われるくらいです。

読書を邪魔する猫
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腹をなでろと命じる猫
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直接予約を入れると安くなる

ぼくは、Booking.comというサイト経由でこの民宿にたどり着いたのですが、このサイトを経由すると、15%の紹介手数料を支払うことになるそうです。もしWild Roseに直接予約を入れれば、紹介手数料の分だけ安くしてくれるそうです。

また、宿泊料の支払い時も、クレジットカードだと8%くらいの手数料が掛かるそうなので、できれば現金払いが良いと言ってました。
http://bnb-wildrose.ch/en/home/