ブラジルの田舎に生息する「ポージ・フィカー・トランクイーロおじさん」

ブラジル人は、”Pode ficar tranquilo(ポージ・フィカー・トランクイーロ)”と良く口にします。これは、「俺に任せとけ」、「心配しなくていいぞ」という意味合いです。ぼくの住むペトロリーナ等の田舎のレストランの入り口などには「ポージ・フィカー・トランクイーロおじさん」という方が常駐しています。

このおじさんは、レストラン入り口前のスペース等に車を駐車すると布きれをぐるぐる回しながら寄ってきて、「”Pode ficar tranquilo”(おれが見ているから安心していいぞ)」と言ってくるのです。

食事の後に、車で帰ろうとすると、そのおじさんが再び寄ってきて、「おれは、約束通りお前の車を見ていてやったぞ」という顔をしてきます。普通、ここで50円くらいの謝礼を渡します。ちなみに、頼めば、ぐるぐる回していた布きれで窓ガラスを拭いてくれます。拭いてもらうと、窓ガラスが逆に汚れることもあるのですが、それはご愛嬌です。

日中の暑い時間帯には、どこからか持ってきた段ボールをフロントガラスに勝手において、車内が暑くならないようにしてくれます。

車が出るときには、周囲の状況をみて、安全に車を出すことができるように親切にアシストしてくれます。

おじさんが働いている駐車スペースは別におじさんの所有物ではないですし、レストランが、おじさんを雇用しているわけではありません。しかし、おじさんが一生懸命働いている姿にはどこかしら好感のもてるものがありますので、勝手に「ポージ・フィカー・トランクイーロおじさん」という愛称を付けて呼ばせて頂いております。