ブラジルのアパートには必ずスイートルームがある?

ブラジルに来て、まずやらなければならないことの一つはアパート探しでした。何件かアパートを見学して、気が付いたんですが、ブラジル人は寝室のことを何故か「スイーチ」と呼ぶんです。スイーチって何だろう?と思って、後で文字を見るとSuíteとなっていたので、「スイートルーム」のことを差しているみたいです。

スイートルームとは何か?

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スイートルームというと、ホテルの高級な部屋という理解をしていたんですが、辞書で調べて見ると、「ホテルで、居間と寝室がひと続きになっている部屋。」となっていました。スイートという言葉は、古いフランス語で「ひと続き」を意味するsuiteに由来しているようで、背広のスーツなどと語源は同じみたいです。

Suite(スイート)には「高級」という意味はないですが、居間があるホテルの部屋というのは大体において高級な部屋なので「スイートルーム」=「高級」という連想ができてしまったのだと思います。他にありそうな勘違いとして、「スイート」=「甘い」と連想してしまうケースもあると思いますが、Sweet(スイート)とは関係ないですね。

ブラジルで「スイーチ」と呼ばれる寝室は、部屋の中にバスルームとトイレが付いている部屋のことです。通常、世帯主である夫婦の部屋として使われます。スイーチについているバスルームの他に、客用バス・トイレのBanheiro Socialと呼ばれるバスルームが別にあるのが普通です。お客さんが訪問した時には、客用バス・トイレを使ってもらうことで、お客さんに主人がどんなシャンプーや化粧品を使っているのか見られずに済みます。

「スイーチ」では、一応バスルームと部屋が「ひと続き」にはなっていますが、居間と寝室はひと続きになっていません。なぜブラジルでは夫婦の寝室が「スイーチ」と呼ばれるようになったのかは不明です。ブラジル人もその由来を知らないで使っている人も多そうです。

ブラジル人でもわりと多く間違える表現は、Quarto com Suíte (スイートルーム付きの部屋)という表現です。この表現だと、スイーチは「バス・トイレ」を差すことになってしまいますね。