ブラジルの超マイナーな果実、シリゲーラ

ブラジルには日本人が知らない果実が沢山ありますが、この記事で紹介するシリゲーラもその一つです。ブラジル人の友人の家に行った時に、庭に生えているオリーブの実のような緑の果実を食べさせられました。

見た目が全然美味しそうではなかったのですが、実際、美味しくなかったです。緑の果実は、しぶくて青臭く、何がおいしいのかサッパリ理解できませんでした。友人は、シリゲーラに塩を付けて食べるのだと言っていました。

熟したシリゲーラは、オレンジ色に染まって甘くなります。

こちらは、青い果実よりも大分食べやすかったですが、食べ慣れていないので食指が進むというほどではありませんでした。しかし、地元のブラジル人は好んでシリゲーラを食べています。

カジューの仲間、シリゲーラ

シリゲーラの原産地は、中米及び南米で、ブラジルでは特にノルデスチ(北東部)に多く自生しています。前回紹介した「ウンブー」と同様に、「カジュー」の仲間です。シリゲーラには、食物繊維やビタミンCが豊富に含まれています。

http://tabatashingo.com/top/umbu/
http://tabatashingo.com/top/caju/

収穫期は12~1月で、収穫量も少ないため店などで商業的に流通するのは稀で、小遣い稼ぎ程度に露店商人が売るのを見かける程度です。「ウンブー」と「シリゲーラ」を一緒に販売している売り子もよく見かけます。この時期に、ノルデスチへ旅行する機会があれば、是非食べてみてください。

決まった綴りの無いシリゲーラ

「シリゲーラ」のポルトガル語の綴りは、「Seriguela」、「Siriguela」、「Ciriguela」のようにバリエーションが豊富にあります。学名はスポンディアス・プルプレア(Spondias purpurea)ですが、綴りが定まっていないという点にも、マイナーな果実という印象を受けます。

ついでながら、綴りの似ている「Seringueira」は、アマゾンの方に生えている植物で、シリゲーラとは全く異なる植物の名前です。日本語でいう、ゴムノキのことを差します。この植物からは、天然ゴムが採種できます。

シリゲーラの食べ方

ノルデスチの人々は、熟した果実をそのまま食べます。ウンブーとは異なり、甘いので生でも美味しく食べられます。ウンブー同様に中には巨大な種が入っていますので、甘い梅干しをかじる感覚で食べるのです。

他にも、ジュースやアイスクリームに入れる食べ方があります。砂糖とシリゲーラにウォッカを入れて、「シリゲロスカ(Serigueloska)」にするという楽しみ方もあります。「シリゲロスカ」とカタカナにしてしまうと、なんだか非常に変な名前になってしまいます。

Frutos do Brasil社の販売するシリゲーラのピコレ(アイスキャンデー)