ブラジルのレストランで見られる妙な光景

ブラジルのレストランで良く見かける光景をまとめてみました。

ビールがシャツを着ている

ブラジル人は冷えたビールに対するこだわりが世界で最もつよい民族のひとつだと思います。レストランで瓶ビールを頼むと、発泡スチロールとプラスチックでできた容器に入ったビールが出されます。この容器は、ビールのシャツ(camisinha de cerveja)と呼ばれています。

ビール瓶を出し入れする際に、プラスチックの上部を取り外すことができます。この部分をひっくり返しておくと、「おかわり」という意思表示になり、黙っていてもギャルソンが新しい瓶を持ってきてくれます。

ちょっとしゃれたレストランでは、バケツに氷とアルコール、食塩を入れた過冷却の状態でビール瓶を入れて持ってきてくれる場合もあります。

なぜブラジル人は「カビの生えた」ビールが大好きなのか?
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世界一冷えたビールにこだわる民族
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男女は隣に座るのが普通

四人用のテーブルがあった場合、日本人の恋人や夫婦なら向かい合って座るのが普通です。しかし、ブラジルでは通常男女が横並びになって座ります。食事中もスキンシップができるということが理由のようです。筆者もブラジルでは夫婦横並びが当たり前になってしまいましたが、日本で同じことをやったらもしかしたら奇異の目で見られるかもしれません。

ちなみに、小さい子供がいる場合、日本だとお母さんが隣に座るのが良くある光景ですが、ブラジルでは子供は両親の正面に座らされます。また、男2人が横並びに座ると、ゲイと勘違いされるので要注意です。

余談ですが、ブラジル人の家庭では子供は0歳の時から両親とは別の部屋で寝かせるのが一般的のようです。日本だと、子供部屋を与えるのはある程度大きくなってからというケースが多いと思います。

ナイフとフォークが逆

わりと有名な話ですが、ブラジル人は右手にフォーク、左手にナイフを持って食べる人が多いです。フォークの上に食事を乗せて食べるので、利き腕でフォークを持った方が効率的だというのがその理由だと思います。ただし、レストランではちゃんと右にナイフ、左にフォークが設置されることが一般的です。

なんでもかんでも一つの皿に盛る

日本では、ごはん、汁物、主菜、副菜で別々の器に料理を盛り付けますが、ブラジルでは一枚の平皿に料理を全て盛りつけます。ご飯と豆の煮込みがあり、その上にファリーニャと呼ばれるキャッサバの粉をぶっかけて混ぜ込んで食べるので、一枚の皿の方が都合がいいのです。

ブラジル人はきれい好き?

ブラジルの食堂やフードコートなどでは、目のつく場所に手を洗うスペースがあり、ブラジル人が食事の前に手を洗っている光景をしばしば見かけます。そして、手を洗う割には、ピザを食べる時に手でつかんで食べずにナイフとフォークで食べるのもブラジル流です。さらに、コッシーニャやケーキなどの軽食を食べる時は必ずと言っていいほど、紙ナプキン(グアルダ・ナッポ)に包んで食べます。

室内よりもテラス席が好き

ブラジルでは、オープンテラスタイプのレストランが多いです。同じレストランの中にも、テラス席と室内の両方があるレストランがありますが、テラス席の方が先に埋まっていく傾向があります。テラス席では、ミュージシャンがムーディーな曲を生演奏していることも珍しくありません。

「すみませ~ん」と声を張り上げる人は居ない

日本の居酒屋などでは、ウェイターを呼ぶときに「すみませ~ん」と声を張り上げる人がいますが、ブラジルではそんなことはまず有りません。ブラジル人がギャルソンを呼ぶときには、「プシウ」という特殊な音を出して呼ぶか、近くを通りかかったギャルソンを静かに呼び止めるのが普通です。

日本のファミレス等では押しボタン式のウェイター呼び出しツールがあります。ブラジルでは滅多に見ることが有りませんが、ごくまれに見かけます。