ブラジルから日本の銀行へレアルを送金した実体験


ブラジルから日本へ送金する方法として、筆者の知る限りにおいて最もリーズナブルなのは、Transferwiseを利用した送金方法です。

TransferWiseでレアルを日本に送金してみた感想
将来的に日本に帰国する時に、ブラジルで貯めたレアル預金はブラジル銀行から日本のブラジル銀行(五反田支店)に送金することを想定していました。先日、日経新聞の記事で手数料が安いと評判の海外送金のサービス「トランスファーワイズ」を紹介していたので、これを利...

実際に何度か送金したのですが、手続きもウェブだけで済ませることができ、両替レートも良いので重宝しています。便利なTransferwiseというサービスですが、欠点もあります。それは、一ヵ月あたりの送金額の上限が9,000レアル(約30万円)しかないという点。

まとまった金額を送金したかったので、コスト高ですがブラジルの地場銀行(イタウ銀行)を利用して日本に送金することにしました。イタウ銀行の担当マネージャーにメールで海外送金に必要な手続きを確認したところ、直近の確定申告と納税証明書を送るように言われました。これらの書類をメールで送って待つこと2週間ほどで、回答が返ってきました。審査の結果、筆者の場合は38,777ドル(約4.3百万円)まで送金することが認められました。ブラジルはマネーロンダリング防止のため、海外送金の際にも審査が必要になるということでした。

次のステップは、イタウ銀行の為替課に電話でコンタクトをとることでした。為替課の担当者の説明によると、送金には以下の手数料がかかるとのことです。

送金手数料(Tarifa) 250レアル(8,600円)
金融取引税(IOF)  送金額×0.38%
⇒筆者は129,860レアル送金したので、金融取引税は493レアル(16,700円)でした。

送金額と手数料はその日のうちに口座から引き落とされました。

手数料は合計で25,300円で、これだけなら意外と安く感じますが、海外送金には他にも隠れ手数料があり、そちらのほうで根こそぎ取られます。

電話した時の直物為替レートは1レアル=34.84円でした。イタウ銀行から提示されたレートは、1レアル=33.11円です。従って、イタウ銀行利用による為替差損は、224,700円(=(34.84-33.11)×129,860レアル)発生する計算になります。海外送金においては、この為替差損が最も影響が大きいです。結構大きな金額ですが、他に手段はないので、これで送金することを決めました。金利6%で回せば一年間で回収できるくらいの手数料ですね。その後、担当者の指示により為替契約(Contrato de câmbio)をイタウ銀行のウェブサイトからダウンロードし、この書類に電話で確定した為替レートと送金額などを記入したものを担当者にメールしたら送金手続きは完了です。

結果として、129,860レアル(4,300,000円)を送るのに、手数料と為替差損が250,000円かかりました。送金額は48時間後に指定した日本の銀行の口座に着金するということで、日本の銀行口座を確認したら、ちゃんと入金されました。

今回は銀行の審査で得られた上限額を送金にあてましたが、この上限額は1月1日にリセットされるそうです。上限額が送金したい金額よりも小さい場合には、他の銀行で送金するか、新年まで待つかのいずれかになるかと思います。