ブラジルでは、契約書などに印鑑ではなくサインが求められます。また、銀行への委任状や、公的文書等の重要文書に関しては、このサインが本人のものであることを証明することが必要になります(サイン認証)
ビザの申請時などには、パスポートのコピーを提出しますが、これに関しても、パスポートの記載内容とコピーが一致していることを公証役場で証明する必要があります(コピー認証)
以下、サイン認証、コピー認証の申請方法をまとめました。
手続き
①公証役場(cartorio)に行って、自分のサインを登録する。
サイン登録は「Abertura de firma」と言います。身分証明書、CPF及びそれぞれのコピーが必要です。
②サイン証明、コピー認証が必要な文書を提出する
担当官が本人のサイン、原本と確認して、証明のためにシールを貼付しハンコを押してくれます。
一度サインを登録すれば、本人でなくてもサイン認証を受け付けてくれます。(サインが登録しているものと著しく変化している場合は本人がサインの再登録をすることが必要です。)
必要書類
内容 | 必要書類等 | 手数料 |
サイン登録 Abertura de firma |
①身分証明書 ②CPF ③①と②のコピー 又は ①運転免許証 ②①のコピー |
2.22レアル |
サイン認証 Reconhecimento de firma |
認証したい書類のオリジナル | 3.95レアル/1枚 |
コピー認証 Autenticacao |
認証したい書類のオリジナルとコピー | 3.37レアル/1枚 |
留意事項
(1) | サイン登録には、身分証明書・CPFの原本の他にコピーが必要です。公証役場にはコピー機がないので、事前に用意しておくと良いです。 |
(2) | 上記の手数料は変動する可能性があります。公証役場は現金のみの受付となりますので、事前に余裕をもって現金を用意しておく必要があります。 |
(3) | パスポートのコピー認証をする場合には、入国スタンプやビザが最新の状態でコピーされているか事前に確認しておくと良いです。 |
(4) | サイン登録の際には、住所や電話番号を聞かれますので、答えられるようにしておきましょう(証明する必要はありません)。 |