アマゾンの主食プップーニャは、アサイーの仲間

先日、ベレンに住む日本人のお宅にお邪魔した際に、見たこともないものを食べさせてもらいました。

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見た目は、柿を小さくしたような形で、蒸かしてありました。ぼくは食わず嫌いはしない性質なので、とりあえず、口に放り込んでみると、皮は固かったですが、中は意外にもサツマイモの様な味がしました。

この不思議な食べ物の名前は、プップーニャ(Pupunha)と呼ぶそうです。味がサツマイモに似ていておならが良く出るから、その名前が付いたわけではなく、果実のなりかたから来ているようです。おそらく、「Punhado(一握り、少量)」が由来なんじゃないかと思います。

プップーニャはプップニェイラ(Pupunheira)と呼ばれるヤシの樹でロウヤシ、ババスーヤシ、アサイーヤシの仲間です。プップニェイラの成木は高さ20mほどになります。

プップーニャにはビタミンAが豊富に含まれていて、プロテインやでんぷんも多く含まれています。また、赤い色はカロテノイドに由来していて、抗酸化作用があります。プップーニャは通常、塩茹でして食べられます。また、若いヤシの幹はパウミット(Palmito)として食べられます。

パウミット(Palmito)はブラジルのお馴染の食材で、サラダなどに入っていて、柔らかいタケノコのような味がするのですが、プップニェイラのパウミットは、他のヤシ科の植物のパウミットに比べると優れている点があります。

例えばアサイーによく似たジュサーラ(Juçara)というヤシの場合、パウミットが採取されると、樹が死んでしまうのですが、プップニェイラの場合は、パウミットを採取しても、また再生します。また、一本のプップニェイラからは、最大15本の芽が出てくるので、他のヤシに比べて経済的採取がしやすいんです。

さらに、プップニェイラのパウミットは他のヤシと比べて酸化しにくい特徴があり、収穫してから食卓に並ぶまでに劣化しにくいという点が商業用に向いています。

アマゾンでは朝食やオヤツのパンの代わりにプップーニャが食べられます。栄養満点なので、パンを食べるよりもずーっと健康的ですね。塩茹でしたプップーニャにバターを付けて食べると非常にウマいみたいです。

ヴェロペーゾ市場で見かけたプップーニャ売りの屋台
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