ブラジル人による鬱病にならない生き方指南

開高健の書いた「オーパ!」の中にブラジル人の特徴を記述した文章があります。

「なまけものなんですよ。なまけものなんだ。土人(注:ブラジル人)はなまけものですよ。何とか今日一日食えたらそれでいい。アマニャン(明日)はアマニャンだ。そういう調子ですからね。金をやるからといわれても働こうとはせんです。金でも釣れんです。連中のなまけときたら筋金入りですわ(P133)」

私は呆れるよりさきにむしろ感嘆してしまう。辟易させられながらも感嘆をおぼえるのである。この人たちは怠惰の芸術家なのだ。未はたとえ襤褸(らんる)をまとうといえども、心は堯舜(ぎょうしゅん)の民であるらしい。(P136)

オーパ! (集英社文庫 122-A)
開高 健
集英社
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怠惰の芸術家と言えば、ブラジルではバイーア州の人々が自他ともに認めるのんびり屋です。バイーアの人のジョーク(Piadas de Baiano)は、怠惰にまつわるテーマが圧倒的に多いですね。例えばこんなジョークがあります。

バイーアの銀行強盗

四人のバイーア人が銀行強盗しました。1キロほど逃走して、強盗グループは車を停車しました。そのうちの一人がグループのボスに尋ねました。
「なあ、ボス。さっそく奪った金を数えようぜ!」
「はあ?なんでそんなことしなきゃならねーんだ?明日のTVのニュースで金額を放送するだろうから、それまでまとうぜ!」

バイーア人の父より息子への10通の手紙

サルバドールのお土産屋で、こんなTシャツを発見しました。含蓄のある言葉です。
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01 休むために生きよう。
02 誰かが休んでいるのを見かけたら手伝ってあげなさい。
03 ふとんを愛しなさい、それはあなたの寺院です。
04 仕事は神聖なるものです。だから、決して触れてはなりません。
05 あなたの仕事を愛しなさい。ずっと見つめていないなさい。
06 夜中に良く眠れるために、日中はしっかり休みなさい。
07 食べて、寝て、起きたときには休みなさい。
08 働くことは健康によいことです。だから、仕事は病気の人のためにとっておきなさい。
09 万が一、働きたいという感情が心に起こったなら、そっと目を閉じてその感情が通り過ぎるのを待ちなさい。
10 あさってできることを明日するな。

09は瞑想じみていて特に好きです。

おれは太っているが痩せられる。ブサイクよりはマシさ!

こんなTシャツもありました。
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痩せられると言っているけど、痩せる気なんてないんだろ。と突っ込みたくなる愛らしいキャラクターです。ぼくの知人でも、「一月になったら、ダイエットを始める」といつも言っている人が居ます。(実際に、ダイエットを始めたのを見たことがまだありません。)