ブラジル国債の種類を知ろう

2015-04-12_1612tesouro_direto

Tesouro Direto

Tesouro Diretoは、ブラジルで個人がインターネット経由によりブラジル国債を買える制度です。
http://www.tesouro.fazenda.gov.br/tesouro-direto

Tesouro Diretoを始めるには、ブラジルの取引銀行で国債取引をするための登録が必要になります。

以下、ブラジル国債の主要な商品をご紹介します。

LTN (固定金利国債)

LTN:Letra do Tesouro Nacional

LTNは購入時に利回りが決定する商品。従って、購入時点で、満期にどれだけ払い戻されるかを知ることができます。
購入時点で金利が高く、将来金利が下がるだろうと見込まれる場合に有利な商品です。

将来金利の動向をヨソウする必要があるので、個人投資家にはあまり向いていない商品とも言えます。

NTN-F (固定金利_半期毎分配型国債)

NTN-F:Nota do Tesouro Nacional série F

NTN-FはLTN (固定金利国債)と同じく固定金利ですが、金利が半年ごとに支払われるという特徴があります。

LFT (政策金利連動型国債)

LFT:Letra Financeira do Tesouro

LFTは政策金利(Selic)の水準に応じて金利が変動する国債です。
購入時点で将来の金利が上がると見込まれる場合に有利な商品です。

LFTは比較的短期の投資に向いています。また、満期前にお金が必要になった場合には市場で売却が可能ですが、後述するNTN-Bに比べると価値の下落が小さいという点も特徴です。

NTN-B (インフレ連動型国債)

NTN-B:Nota do Tesouro Nacional série B

NTN-Bはインフレ率(IPCA)の水準に応じて金利が変動する国債です。
将来インフレ率が上昇すると見込まれる場合に有利な商品です。

NTN-Bには、「NTN-B」と「NTN-B Principal」という2種類があるのですが、前者は半年毎に利息が受け取れるのに対して、後者は満期にまとめて利息を受け取るという違いがあります。

この商品は中長期投資を検討している人向けです。インフレ率の影響を相殺できるのがメリット。また、金利も他の商品と比べると高めです。

各商品の収益性はTesouro Diretoのサイトから確認できます。
http://www.tesouro.fazenda.gov.br/tesouro-direto-rentabilidade-acumulada

国債投資に係るコスト

国債投資には以下のコストが発生します。

サンパウロ証券取引所(BM&F Bovespa):年間 0.3%
仲介銀行への手数料(例:イタウ銀行) :年間 0.5%

所得税
税率は預入期間に応じて変動します。

181日未満 22.5%
361日未満 20.0%
721日未満 17.5%
721日以上 15.0%

結局、どの国債に投資すべきか

以上をまとめると、

短期で投資する場合にはLFT、中長期で投資する場合にはNTN-Bが良いということが言えます。

ただし、手数料や税金を考慮するとCDBやLCIの方が利回りが良い場合もあるので、事前に取引銀行に確認してみると良いと思います。