火曜日のオルセー美術館は避けるべき2つの理由

パリ旅行

2月下旬にパリのオルセー美術館に行きました。世界的に有名な美術館なので、冬の寒い時期でも長蛇の列ができることもあります。この記事では筆者の実体験をもとに、ストレスなく効率的に美術館賞するのに役立つ情報をご紹介します。

チケットはウェブサイト購入かオランジュリー美術館での購入がおすすめ

オルセー美術館の入り口は、入場チケットを「持っている人」と「持っていない人」で分かれています。時期や時間帯によってはディズニーランドの人気アトラクションのような長蛇の列ができます。運が良ければチケットなしでも並ばずに入れるかもしれないですが、事前にチケットを入手しておいた方が、早く入れるのでおススメです。

公式ウェブサイト購入の場合、PDF版か郵送版を選べます。ウェブサイトで必要事項を入力し、クレジットカードで購入します。PDF版の場合、チケット料金12ユーロの他に1.4ユーロが追加で徴収されました。郵送の方がコストのかかりそうなものですが、何故か郵送の場合には手数料は発生しないようです。

ついでながら、ウェブサイトで購入したチケットは3ヵ月間有効なので、日本出発前に購入して印刷しておくのが一番安心です。筆者は前日購入だったので、PDF版を選択しました。チケットは、宿泊しているホテルのフロントの人にお願いしたら印刷してもらえました。

入場の際に、PDFのバーコードを読み取ります。たぶん、スマホ画面を見せるだけでも入場できると思いますが、印刷していった方が安心です。

ウェブサイト購入の他、巨大なモネの『睡蓮』が8枚あることで有名なオランジュリー美術館との共通券を買うのもおススメです。オランジュリー美術館は、オルセー美術館に比べると小規模で団体客も来ないためか、全く待たずにチケットの購入ができました。オルセー美術館との共通券の値段は16ユーロなので、実質的にオランジュリー美術館を4ユーロで見学できます。

印象派画家の絵が好きな方は、オルセー美術館もオランジュリー美術館も外せない場所だと思います。

火曜日にオルセー美術館へ行ってはならない

筆者は火曜日の午後にオルセー美術館に行きましたが、ディズニーランドの人気アトラクションのような長蛇の列ができていて、入場するだけで1時間はかかりそうな様子でした。その日は諦めてピカソ美術館に行くことにしました。火曜日のオルセー美術館が混雑する主な要因は、以下の2点があると思います。

・オルセー美術館は月曜日が休館日なので、月曜日に来られなかった人が来る。
・火曜日はパリで最も有名なルーブル美術館やオランジュリー美術館が休館日なので、観光客がオルセー美術館に集中する。特にルーブル美術館の休館の影響はかなり大きいと思います。

筆者は火曜日の訪問を諦めて水曜日に再チャレンジしたのですが、一日違うだけでかなり空いていました。日程に余裕がある方は、火曜日にオルセー美術館に行くのは避けた方が良いでしょう。

朝一番に行くのがおススメ

時間に余裕のある方は朝一番(9:30)に行くのがおススメです。筆者は水曜日の開館15分前に行ったのですが、まだ5人ほどしか並んでいませんでした。チケット無しの方も15人ほどしか並んでいませんでした。

絵画鑑賞は戦略的に

お目当ての画家が居る場合には、人が少ないうちに見てしまうのが良いと思います。

入場してクロークで上着を預けた後、インフォメーションに置いてある地図を入手し、先にお目当ての画家のコーナーに行くのがおすすめです。

筆者は最初に右手の階段を上った場所にある、ゴッホ、ゴーギャンの展示スペースを目指しました。ここには、ゴッホの有名な『自画像』や『ローヌ川の星月夜(星降る夜)』、『アルルの寝室』があります。入場して直ぐに入ったので他に誰もおらず、ゴッホの絵画をゆっくり堪能できました。お昼前に同じ部屋を通りかかった時には、結構混雑していました。

ゴッホを鑑賞した後は、他の画家のコーナーを素通りして印象派画家のコーナーがある5階を目指しました。入り口付近にエスカレーターがあるのですが、筆者はそれに気が付かずにゴッホのコーナーから奥の方まで歩いて、ロダンの『地獄の門』がある場所の奥まで行ってしまいました。エスカレーターが無かったので、階段で5階まで登ったのですが、無事に印象派のコーナーにたどり着けました。

後で分かったのですが、普通の人は入り口付近にあるエスカレーターで昇ってくるようで、階段で昇った筆者は逆方向から鑑賞することになりました。しかし、その分、フロア内にまだ誰もおらず、貸切状態で名画をゆっくりと静かに楽しむことができました。

5階の印象派コーナーには、マネ、モネ、シスレー、ルノワール、セザンヌ、ピサロなど有名な画家の絵画が惜しげもなく展示されています。

下の写真は全部ルノワールの絵画です。早めに行けば、ほぼ貸切状態で鑑賞も可能です。

昼食は2階のレストランで


オルセー美術館の2階には美しい内装のレストランがあります。前菜とメインディッシュのセットメニューが22ユーロで、本格的なフランス料理を堪能できました。11時45分にオープンするということだったので、15分前に行ったところ、まだ誰も並んでいませんでした。営業開始時間の11時45分には既に長蛇の列ができ、12時15分頃には満席になっていました。

所要時間は?

筆者の滞在時間はランチの時間を除くと3時間半でした(9:30~14:30)。オーディオガイドなどは借りずに、観たい画家の絵に重点を絞って鑑賞しましたが、3時間半で一通りの作品は鑑賞できました。入場時に待ち時間が無かったですし、朝一番にいったので他の人を気にせずに絵画鑑賞できたのも良かったです。

渋沢栄一も訪れたオルセー美術館の歴史


余談ながら、オルセー美術館はもともとオルセー駅の跡地を利用した美術館です。丁度読んでいた司馬遼太郎の小説にもオルセー美術館のことがでてきました。最後の将軍(徳川慶喜)の元で幕臣になった渋沢栄一は、慶応3年(1867年)にこの地を訪れています。彼のフランス滞在中に大政奉還があり、徳川幕府が瓦解しています。

(渋沢栄一は)慶喜が将軍になると、軽格ながら幕臣になったが、たまたまパリで万国博覧会が企画され、日本も招待されたので、渋沢はその幕府代表の随員として渡仏した。その外遊中に幕府が瓦解し、帰国して徳川家の整理にあたったが、のち新政府の大蔵省に出仕し、ついで官をやめて野にもどり、日本に欧米風の財界をつくるために奔走し、市中銀行を最初におこしただけでなく、ほとんどあらゆる産業をおこしたといっていいほどの多岐にわたる活躍をした。
新装版 坂の上の雲 (3) (文春文庫)



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