ミス・ブラジルの必読書は「星の王子さま」

フランス人のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(1900-1944)によって、1943年に書かれた『星の王子さま』は、200カ国語以上に翻訳され聖書の次に最も売れている本の一つと言われています。ブラジルでは毎年30万部が売れ続けています。作者のサン=テグジュペリは、作家であるとともに、第二次世界大戦時の軍用機パイロットという経歴も有しています。

『星の王子さま』の別名

面白いことに、ブラジルにおいて『星の王子さま』には「ミス・ブラジルの本(livro de miss)」という別名が付けられています。その名の通り、ミス・ブラジルの愛読書として名前が挙げられることが多いというのがその理由です。

2012年ミス・ブラジルのマラニャン州代表のジュリアーナ・カバウカンチ氏は、ミス・ブラジルに立候補する前に『星の王子さま』を二度読んだと言います。「初めて読んだのは9歳の時。15歳の時にプレゼントとしてもらったので、もう一度読みました。この物語は、世界的に知られた寓話であり、目に見えない大事なことを教えてくれます。また、大人として成熟し、責任感を持つことを教えてくれます。」と印象に残った理由を説明しています。

80年代において、『星の王子さま』は“文学”ではなく、幸福感を高める考え方を学ぶ“自己啓発書”としてブラジルでの人気を得て読者数を伸ばしています。

脱字でイメチェン

うちの妻も、ポルトガル語版の『星の王子さま』をブラジルで購入し、辞書を引きながら頑張って読んでいます。妻は、ブラジル人のポルトガル語教師からスカイプでレッスンを受けているのですが、この『星の王子さま』をテキストとして使っていたこともありました。先生が日本語のテキスト名をチャットに書き込んだ際に、タイプミスがあったのか「あ、星の王子さまじゃなくて、「星のおじさま」になってる!」ということを妻が教えてくれました。一文字脱落しただけで、大分印象が変わってしまいますね。

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星の王子さまミュージアム

箱根仙石原にある星の王子さまミュージアムは、サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として作られた、『星の王子さま』をテーマにした世界で唯一のミュージアムです。ぼくは箱根に行くロマンスカーの中で、人生初めて『星の王子さま』を読みました。ミュージアム内は、ヨーロッパ風の建物が再現してあり、ここだけ切り取ると異国にいるみたいです。

http://www.tbs.co.jp/l-prince/
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