日本人、東北ブラジル人の優しさに学ぶ!

以前、レシフェで夕方の勉強会に参加した時のことです。勉強会が終わったのが夜10時。ホテルに戻るために、タクシーを拾おうとしました。朝からの仕事と勉強会で心身ともに疲れていたのですが、夜も遅いためか、なかなかタクシーがつかまりません。だいたい、10分くらいはタクシーを捕まえ られずに立ち往生していました。

途方に暮れていると、10メートルほど離れたところにいたオバチャンが大げさに手を挙げて、「タクシー!!!」と叫び、数秒でタクシーをゲットし てしまいました。「出し抜かれたっ!」とため息をついていると、そのオバチャンが私を手招きして、「さあ、これに乗りなさい。」と言ってくれました。オバチャンは、自分が乗る為ではなく、私のためにタクシーをとめてくれたのです。

見ず知らずの困った人のために、タクシーをとめてくれたオバチャンの心意気に感動するとともに、疲れた心も癒されました。

ブラジルではモータリゼーションに都市開発が追い付かず、慢性的な駐車場不足に頭を悩ませている都市が少なくありません。そのため、車を駐車する 際には、路上駐車することが多くなりますが、その際には縦列駐車をすることになり
ます。日本ではペーパー・ドライバーで、縦列駐車がニガテだった ぼくも、ブラジルに来て縦列駐車のテクニックは随分鍛えられました。

先日、縦列駐車をしようとした時に、たまたま道を歩いていたオジサンが気が付いて、「オーライ、オーライ、はい、左にハンドル切って~」といった 具合に、頼んでもいないのにアシストしてくれました。オジサンは、特にカネをせびることもなく、親指を立てて去っていきました。

別に手伝ってもらわなくても、なんとかなったと思いますが、こういう地味な優しさに触れると心が温まります。ついついお節介を焼いてしまうのが東北ブラジル人の良いところです。
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