ブラジルの法律で禁じられた名前

ブラジル人に良く聞かれる質問の一つに、「この日本人は男なのか女なのか?」というのがあります。マサコさんというのは、確実に女性の名前ですが、語尾が「O」となっているので、ブラジル人としては男だと思ってしまうわけです。ブラジル人が、間違えて「セニョール・マサコ」というメールを出したら、「あたしは女よ!」というお叱りを受けたという話を聞いたことがあります。日系人はそこのところをよくわかっていて、女の子の名前に「子」はつけないそうです。

病院の診察を受けるのに改名が必要?

そういえば、昨日のニッケイ新聞で興味深い記事が出てました。「イヴァネイ」という名前はブラジルでは男性に付けられるのが一般的らしいのですが、この記事に出てくるイヴァネイさんは、たまたま女性でした。そのイヴァネイさんが、病院に行った時に受付の人が、名前を見て間違えて登録情報を「男性」にしてしまったんですね。

イヴァネイさんが婦人科検診をしようとすると、システム上は「男性」として登録されているため、受診できないという話になったそうです。登録を間違えた病院側は、謝罪するどころか、「登記所に行って改名してきたら?」とのたまわったとのこと。でも、まあブラジルではありがちな話ですね。

法律で禁止される名前

ところで、ブラジルには子供に付けてはならない名前が法律で規定されているという話を聞きました。ウェブで調べたところ、1973年に法6.015で定められたそうです。

いくつかご紹介しましょう

Céu Azul do Céu Poente(落日の青空)
Garoto Levado Cruz(十字架を運ぶ少年)
Janeiro Fevereiro de Março Abril(一月 三月四月の二月)
Lança-Perfume de Andrade(アンドラーデの槍と香水)
Nascente Nascido Puro(純粋に生まれた生まれ)
Sandália de Oliveira Silva(オリベイラ・シウバのサンダル)
Sherlock Holmes da Silva(シャーロック・ホームズ・ダ・シウバ)
Um Dois Três de Oliveira Quatro(オリベイラ四のいちにいさん)

アホかと思うような名前が勢ぞろいしていますが、ここまで細かく法律で規制しているのがまたすごいですね。

サヨナラさん

ブラジル人の同僚から、ブラジルには「サヨナラ」という名前の人が居ると聞いたことがあります。ブラジルでは日本語の単語は「クール」だと思う人も多く、ちょっと前に子供に「サヨナラ」と名付けるのが流行ったというのです。

そんな冗談のような話があってたまるかと半信半疑で聴いていたのですが、先日グローボTVを視ていたら、30歳くらいのスラッとした体形の女性レポーターの名前がテロップに出ていて、冗談ではなく本当に「Sayonara Hygia」って出てたんです。嘘じゃなかったんですね。2015-10-17_1437

坂梨さん

坂梨さんという日本人がブラジルに居たそうです。ブラジル人の友人が、坂梨さんに電話するのに苦労したという話をしていました。電話をかけて、「坂梨さんいますか?」と言ったら、何も言わずにガチャッと電話を切られてしまうそうなのです。”サカナ”シさんかあ…。

ブラジルでは絶対オサカナという単語は口にしないでください
醍醐麻沙夫氏は、『オーパ!』の中で次のように忠告していました。 いまのうちにお願いしておきますが、同音異義という語学の問題があります。日本語ではまともでもブラジル人の耳にはえらいことになるという単語があるんですね。たとえば、酒のサカナ、...
ブラジル、サヨナラさんの人口は3,745人(IBGE調査)
ブラジルには「サヨナラ」という名前の人が居るという記事を以前書いたのですが、ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、現在、ブラジルには3,745人のサヨナラさんが居ることが分かりました。Sayonaraは「a」で終わることからも分かる通り、この...