ブラジルに8つある公式ヌーディスト・ビーチ

ブラジルには、しばしば話好きのタクシー運転手が居ますが、先日、レシフェを訪れた際に乗ったタクシー運転手も色々と世間話の好きな人でした。レシフェから1時間強北に車を走らせると、ジョン・ペッソーアというパライーバ州の州都があります。タクシー運転手は、ジョン・ペッソーアの海辺がいかに素晴らしいかということを長々と説明し、最後に付け加えました。「ジョン・ペッソーアの近くにはヌーディスト・ビーチがあるんだぜ。すごいだろ」

後で調べて分かったのですが、そのヌーディスト・ビーチとはパライーバ州コンデ市にあるタンババ・ビーチ(PRAIA DE TAMBABA, CONDE (PB))のことでした。タンババ・ビーチは1991年にブラジル北東部で初めて公式なヌーディスト・ビーチに認定されたビーチです。

第1ビーチと第2ビーチに分かれており、第1ビーチは他のビーチと同様に水着着用が義務付けられています。しかし、第2ビーチにおいては、逆に水着の着用が禁じられています。第2ビーチの入り口では、入場者が水着を着用していないことをチェックします。

タンババ裸体協会では、安全な海水浴を楽しむためのヌーディスト・ビーチの規則を定めています。まず、パートナーのいない男性は入場が禁止されています。また、無許可で写真や動画の撮影を行うことが禁じられている他、ビーチにおける性的な行為は一切禁止されています。ついでながら、裸体主義者のことをブラジルではヌディスタ(nudista)又はナチュリスタ(naturista)と呼びます。

ブラジルの公式ヌーディスト・ビーチ

フォーリャ・デ・サンパウロ誌の記事によると、ブラジルには8つのヌーディスト・ビーチが存在します。

  1. パライーバ州コンデ市、タンババ・ビーチ
  2. バイーア州エントリ・ヒオス市、マッサランドゥーピオ・ビーチ
  3. エスピリトサント州リニャーレス市、バーハ・セッカ・ビーチ
  4. リオデジャネイロ州ブジーオス市、オーリョ・ジ・ボイ・ビーチ
  5. リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市、アブリコー・ビーチ
  6. サンタカタリーナ州バルネアーリオ・カンボリウ市、ピーニョ・ビーチ
  7. サンタカタリーナ州フロリアノーポリス市、ガレッタ・ビーチ
  8. サンタカタリーナ州パリャッサ市、ペドラス・アウタス・ビーチ

サンタカタリーナ州に3つも公式ヌーディスト・ビーチが集中しているのは、ヌーディスト先進国と言われるドイツ人移民が多いからでしょうか。

ヌーディスト・パスポート

ブラジル裸体主義協会(Federação Brasileira de Naturismo- FBrN)は、ヌーディスト・パスポート(Cartão INF)を発行しています。これは、国際裸体主義協会(Federação Internacional de Naturismo – INF)が発行する身分証明書で、協会の主義に賛同し、理解する者であることを証明するものです。

ヌーディスト・オリンピック2016

2016年はリオデジャネイロがオリンピックで湧いた年でしたが、リオデジャネイロ州のアブリコー・ビーチでは、ヌーディスト・オリンピック2016(Jogos Olímpicos Naturistas 2016)が開催されました。種目は、サッカー、サーフィン、バレーなどが競われました。もちろん、ユニフォームは無しで。

ヌーディスト・ビーチの目的は、他人の裸を見るのを楽しむのではなく、衣服を身につけない開放感を楽しむ点にあるのだそうです。こればっかりは、実際に体験してみないと理解できないかもしれません。

江戸時代の頃は男女の混浴が一般的に行われていたといいますが、そんな日本ではなく、他人の前で裸になる機会のないヨーロッパでヌーディストの風習ができたという点も興味深いです。

せっかくなので、アマゾンでレビュー28件中、星5つが28件という物凄く評価の高いこの本を読んで疑似体験をしてみたいと思います。

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