ポルトガル語でセックスは「エッチの時間」?

日本で、H(エッチ)な人と言う表現がありますが、これは「HENTAI」の頭文字をとったものだということはご存じの方も多いのではないでしょうか。

この表現ですが、タレントの明石屋さんまが「セックス」という表現がストレートすぎるので、「エッチする」という表現を使い始めたことから広まったというのは知りませんでした。

エッチの時間

先日、ブラジルの新聞、フォーリャ・デ・サンパウロを読んでいたところ、「セックスの時間」のことを「na hora H (エッチの時間に)」と表現しているのを見ました。気になって調べて見ると、「na hora H (エッチの時間に)」というのは、必ずしも「セックスの時間」ののみを差すわけではないですが、それを差すことが多いようです。

「na hora H (エッチの時間に)」というのは、ある特定の瞬間という意味で使われています。例えば、受験生が受験を受ける瞬間や、重要なプロジェクトのプレゼンをする瞬間などを差して、hora Hという表現が使われるのです。日本語にあえて訳すならば、「肝心な時に」という意味になるかと思います。

Hとは何の略か

Hとは、英語のhour(時間)の頭文字から来ています。ポルトガル語にすると、horaとなり、偶然頭文字が一致しています。「hora H」という表現の他に、Dia D(ディーの日)という表現もあります。D(ディー)は、英語のday(日)の頭文字から来ていて、ポルトガル語にすると、diaとなり、やはり偶然頭文字が一致しています。

Dia D、hora Hが使われるようになった経緯

この表現を最初に使ったのは、第一次世界大戦の際における英国軍隊だったそうです。軍隊において、特定の作戦を暗示するのに利用されていたそうです。たとえば、D+1と言えば、作戦予定日の翌日を差し、H+11と言えば、作戦予定時間の11分後を差しました。その後、表現の使いやすさから、英国以外の国の軍隊でもこの表現が使われるようになり、今でもヨーロッパではこの表現が使われている国も多いようです。なお、Dia Dは同じ単語を重ねているに過ぎないので、その後、Dia-Zero(ゼロの日)とも呼ばれるようになりました。

hora Hがセックスの時間として使われるようになった

Hora Hはその後、冒頭に述べたとおり「セックスの時間」という意味を差すことが多くなり、現在でも雑誌の特集などでこの表現が使われているようです。冒頭に登場したフォーリャ・デ・サンパウロ誌の記事のタイトルも「ブラジル人の性生活調査で分かった事実と苦悩」というものでした。ちょっとだけ、内容をご紹介します。

ブラジル人は「Hの時間」に失敗することを恐れます。18歳から70歳の都市部に住む男女3,000人に行ったアンケートの結果、40%の女性はセックスの際に何かしらの苦痛を感じることが分かりました。3分の1の男性はセックスの際の男性機能の困難を訴えていました。コンドームを使用する男女はたったの28%でした。

O brasileiro tem medo de falhar na hora H; a brasileira, de pegar DSTs. Mais de 40% das mulheres sentem alguma dor na hora do sexo; um terço dos homens tem difi...