段ボールが寝床?続・むくつけき団の生態

一月の非常に暑い中、引越しをしました。ブラジルは夏真っ盛りで、ぼくの住んでいるペトロリーナでは日中の気温が40度まで上がります。なぜ、そんな暑い時期に引越しをしたかと言うと、アパートのエレベーターが老朽化で非常に揺れるようになり、いつかは落ちるのではないかという疑心暗鬼にとらわれるようになったためです。

ペトロリーナに来て4年半ほどの間に、3回も引越しをすることになるとは予想していませんでしたが、命の安全には代えられません。今回の引越しも「むくつけき引越しセンター」に依頼することになりました。

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むくつけき団のパワー

「むくつけき引越しセンター」では、引越しマンの有り余るエネルギーのために、家具が破壊されることが珍しくありません。今回は、前回までの経験を活かして、壊れやすそうな小物などは事前にセルフ・サービスで新居に運び込んでおりました。

むくつけき団に依頼したのは、大きい家具や重たい本の入った箱などでした。筆者は過去にギックリ腰をやったことがあるので、重たい箱を見るとそれだけで腰が気になるのですが、むくつけき団は如何にも軽々と重たい荷物を運んでいきました。

重たい家具も軽々持ち上げるむくつけき団

運び出された荷物等

家具の積み方がワイルド

むくつけき引越センターのトラック

6人やってきたむくつけき団によって、荷物は次々と運ばれてゆき、引越しは午前中に完了してしまいました。奇跡的にも家具は一つも壊れることがありませんでした。引越しを手伝ってくれたお礼に、一人に20レアルずつチップを支払う予定でしたが、予想外にテキパキと一生懸命頑張ってくれたので、一人50レアル(約1,800円)を支払うことにしました。むくつけき団員の給料が月1,000レアル(約35,000円)くらいなので、20日間働くとすると、50レアルは一日分の給料くらいに相当します。

段ボールで寝るむくつけき団

引越しを機会に不要なものを色々と処分しました。前任者から譲り受けていたシングル・ベッド2台は一度も使ったことが無く、場所を取っていたので、誰かに譲ることにしました。

ちょうど、むくつけき団の一人が、最近離婚したらしく、現在は床に段ボールを敷いて寝ているという事で、彼にベッドをあげることにしました。マットレスはくたびれすぎて誰も貰い手が居ないのではないかと心配していたのですが、彼は嬉々として持ち帰りました。「捨てる神あれば拾う神あり」ならぬ「捨てる人あれば拾う人あり」です。ブラジルの所得格差を肌で感じる強烈な体験でした。

他にも、使い古した衣類や使わない食器、擦り切れたベッドシーツなどを捨てておいたら、隣の部屋の住人のお手伝いさんから「これ、もらってもいい?」と言って、全て持って行ってしまいました。