ブラジルでは美術館での対応も鷹揚である

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いまさらですが、サンパウロ美術館(MASP)に行ってきました。前々から行ってみたいとは思っていたのですが、サンパウロには出張で来て仕事だけして帰ることが多かったので、今まで行く機会がなかったのです。今回は、週末をはさんで嫁さんと一緒に行くことができました。

この美術館のコレクションは、絵画に詳しくないぼくでも知っている画家の絵が沢山あって見どころ満点でした。有名どころで言うと、ラファエロ、レンブラント、モネ、マネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン、ロートレック、モジリアーニ、ピカソ、グレコなどがあります。

この美術館は、絵画の展示の仕方が面白いです。普通は、いくつかの展示室の壁に順番に絵画が飾られていることが多いのですが、ここではだだっ広い空間の中に、絵画が林立されていました。
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ブラジルらしい鷹揚さを感じたのは、絵画の写真撮影がOKという点です。フラッシュさえ使わなければ、いくらでも写真とっていいそうです。

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ルノワール

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レンブラント

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ゴッホとゴーギャン

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ラファエロ

日本だと、有名なラファエロの作品といえば「ラファエロ様のお通りでござーい」といった感じで、うやうやしく飾られることになるとおもいます。そして、人だかりができていて、ゆっくり鑑賞できないと思います。でも、サンパウロ美術館では、その他の作品と同列でさりげなく飾られてあるので、素通りする人もいるくらいです。

嫁さんは、この美術館の作品のうち一つでも盗んで売ることができれば、一生働かなくても良いカネができるな、と物騒なことを言っていました。

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ロートレック

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グレコ

この美術館の面白いのは、画家の名前と絵のタイトルが絵画の裏側に書いてあるという点です。ミーハーなぼくなんかは、まずは画家の名前を見てから、有名な人だとじっくり鑑賞するということを日本の美術館などではしていましたが、ここではそれができません。
まずは、絵を楽しんでから、裏側に行って画家の名前を見るのです。これはこれで、画家の名前を嫁さんと当てるクイズをしながら鑑賞できるので、面白かったです。
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裏側から見た絵画

ある大きなサイズの絵画を見ている時、画家の名前の検討が付かなかったので、嫁さんに尋ねてみました。嫁さんも分からなかったようで、裏側に回って画家の名前を確認していました。「誰の作品かわかった?」「うーん、わからない。なんか、デラックスって書いてあるけど」

デラックスなんて名前から連想するのはマツコくらいです。まさか、マツコ以外にデラックスがいるわけなかろう、と思い、ぼくも裏側に回って名前を確認しました。すると、Eugène Delacroixと書いてあります。「エウ、いや、ユージーン・デラクロイスかな。知らん。でも、この人フランス人かな。フランス風に読むと、デラクロワってなるかも。」

すると、嫁さんは「あっ、それドラクロワだよ。あの、『民衆を導く自由の女神』で有名な。ドラクロワのこと、デラックスとかいっちゃった。恥ずかしい…」
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デラックスなドラクロアの作品

サンパウロ美術館には日曜日に行ったのですが、一階で骨董市をやっていました。毎週日曜日にやっているそうです。
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