ブラジル大統領と43歳年下の大統領夫人

ジウマ大統領の罷免が8月31日に結審し、同日、副大統領のミシェル・テメルが大統領に就任しました。パラリンピックの開会式、閉会式に出席した白髪のテメル大統領の隣には、若く美しい女性が立っていました。

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マルセラ夫人

76歳のミシェル・テメル大統領の隣に居たのは、大統領の娘ではなく、43歳年下のマルセラ・テメル大統領夫人(33歳)です。マルセラ婦人が19歳の時に、ミシェル・テメル氏の所属するブラジル民主運動党(PMDB)の党大会があり、マルセラ婦人は、サンパウロ州パウリーニア市の公務員でありPMDB党員でもあった叔父と一緒に党大会に参加しています。テメル氏との出会いは、マルセラ婦人が当時下院議長であったテメル氏と写真を撮りたいと言ったことがきっかけだったそうです。

マルセラ婦人がテメル氏の補佐官を通してメールを送ったことから交際がスタートしています。出会った翌年に、二人は結婚し、10人強しか呼ばないごく小規模の結婚式を開いています。テメル氏には、前妻との間に、娘が三人(48歳、46歳、43歳)おり、テメル大統領とマルセラ夫人の間には、ミシェルジーニョ(Michelzinho)という男の子が居ます。

マルセラ夫人は、19歳の時に出生地のパウリーニアで、ミス・パウリーニアに選ばれています。また、1年間ほど小遣い稼ぎのためにモデルをやっていた時期もありました。

2011年1月1日にミシェル・テメルがジウマ政権において副大統領に任命されると、マルセラ夫人の存在は衆目を集めるようになりました。

2011年に、新聞「エスタダォン」から夫との年の差について聞かれたマルセラ婦人は次のように語っています。

わたしたち夫婦の間には、年は関係ありません。ミシェルが30歳だというのと同じ。言葉にすると馬鹿げているけど、真実なのです。彼には彼の過去があるけれど、私たちの人生は、他の愛し合っている夫婦と全く同じですよ。

マルセラ夫人は、ぼくより一歳年下の同年代ですが、自分が逆の立場として76歳のおばあちゃんと結婚することを考えると、より現実感がわかないですね。仮にそのおばあちゃんが、お金持ちだったとしても、絶対結婚はできないとおもいます。

テメル政権の紅一点

女性の閣僚が一人もいないことで批判されているテメル政権ですが、ファーストレディのマルセラ婦人が「Criança Feliz(喜ぶ子供)」と呼ばれる政府のプログラムを公表した際に、SNS等で瞬く間に話題を呼びました。男性的で真面目なイメージのあるテメル政権ですが、ファーストレディのおかげでそのイメージを和らげることに成功したようです。

余談ですが日本の加藤茶は46歳差夫婦で、ミシェル・テメル大統領よりもさらに年の差があります。