青く澄んだ海と天然プールのマラゴジ

サンパウロへ出張に行った際にはリベルダージにある「Yahiro」という日系人の経営する理髪店に通っています。この理髪店では、タカラベルモントのアンティークな椅子が現役で使われており、店内も昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気があるんです。日本語を話せる日系二世の店主は、半年に1度くらいしか訪れないようなぼくのことを覚えていてくれます。

前にこの理髪店の店主と話していたときに、「レシフェの近くにマラゴジ(Maragogi)というプライアがあって、その海にできる天然プールは最高だよ。」と教えてもらいました。後で調べたところ、マラゴジ(Maragogi)というのは、レシフェのあるペルナンブーコ州の下にあるアラゴアス州にある海沿いの町で、日系の旅行会社もツアーを組むような観光地だということが分かりました。

先日、気になっていたマラゴジ(Maragogi)に行くことができたので、その時の情報をまとめます。

マラゴジの場所

レシフェからひたすら南下すること120キロほどの場所にあります。アラゴアス州の町ですが、ペルナンブーコ州との州境にあり、アラゴアス州のキャピタルであるマセイオとレシフェのちょうど中間にある町です。レシフェから車で行くと2時間半くらいかかります。ぼくは、レンタカーで行ったのですが、タクシーだと片道400レアルほどかかるようです(2016年6月現在)。

レシフェとマラゴジの途中には、有名なビーチリゾート、ポルト・ジ・ガリーニャス(Porto de Galinhas)プライア・ドス・カルネイロス(Praia dos Carneiros)があるので、途中で寄ることもできます。

レシフェからマラゴジに行く道には一面にサトウキビ畑が広がっており、かつて、サトウキビ産業で栄えたペルナンブーコの姿に思いを馳せることができます。

サトウキビ畑
DSCF9076

マラゴジの町

マラゴジの町には見るものは何もないという情報を事前につかんでいましたが、実際に行って見ると確かにその通りでした。海沿いにはピザ屋、海産物料理屋、みやげ物屋などがありましたが、ポルト・ジ・ガリーニャスのような経済開発は進められていないので、町歩きをして楽しむという雰囲気はありません。

素朴なビーチ
DSCN8816

町歩きは期待しない方が良いということで、マラゴジでの楽しみはアクティビティを楽しむ、または、ホテルの滞在を楽しむかいずれかになります。マラゴジに行った時は、不運なことに体調不良で、海に入ることができませんでした。その上、予約したホテルが微妙だったので、ホテル滞在も楽しむことができませんでした。結果的に、二泊三日の滞在予定を繰り上げて、一泊でマラゴジを立ち去ることになりました。

こんなぼくの経験を反面教師として、これからマラゴジに行く予定がある人には次のことをお伝えしたいと思います。

ホテルは、節約せずに高めのホテルをおすすめします

「Salinas Do Maragogi All Inclusive Resort」 というホテルがマラゴジの最高級ホテルのようです。一泊1,200レアル(36,000円)もします。滞在中の食事とドリンクは宿泊費に含まれているそうです。
ぼくはbooking.comで「Pousada Olho D’água」というホテルを予約しておりましたが、部屋が狭いうえに、道路に面しているので、あまり落ち着けない雰囲気でした。夜寝るだけなら全然問題ないですが、日中もホテルに滞在していたいかというと微妙なホテルでした。値段は一泊220レアル(6,600円)ほどでした。

体調の悪い時はマラゴジはやめたほうが良い

マラゴジで何かしらのアクティビティをしない場合には、町で出来ることはほとんどありません。体調が良くない時は、マラゴジは別の機会にした方が良いと思います。

マラゴジのアクティビティ

マラゴジで出来るアクティビティは4つほどあります。この中の一つも体験していないぼくが語る体験談はないのですが、現地で得た情報だけ記載しておきます。

天然プール

マラゴジと言えば、干潮時にできる天然プール(Piscinas Naturais)が有名です。マラゴジの天然プールは、ポルト・ジ・ガリーニャスやプライア・ド・フォルチなどの天然プールと違って、船に乗って沖に出る必要があります。

料金は65レアルほどで、所要時間は2~3時間です。干潮の時間によって出発時間は異なります。

ぼくはマラゴジに午前11時くらいに到着したのですが、ちょうど干潮の時間帯だったためか、客引きがひっきりなしに寄ってきて、天然プールツアーをしきりに勧められました。

マナティー観察ツアー

マラゴジの近くを流れるマングアーバ河(Rio Manguaba)を船で遡っていった所にマナティーの保護区があり、マナティーを見ることができるそうです。料金は40レアル、所要時間は4時間ほどでした。

バギーでの海岸ドライブ

バギーでマラゴジの海岸沿いを走るツアーもあるようです。料金は確認していないので分かりません。

マウンテンバイクでマラゴジの田舎を巡るツアー

マウンテンバイクでマラゴジの田舎をガイドと一緒に走るツアーです。途中、泉で入浴したり、樹齢百年以上の樹を見ることもできるそうです。所要時間は4~5時間、料金は50レアル。

残念ながら、今回はマラゴジをあまり楽しめなかったのですが、レシフェに戻る途中で立ち寄ったプライア・ドス・カルネイロス(Praia dos Carneiros)は、海に入らなくてもそこそこ楽しめました。これについては、また改めて書きたいと思います。

マラゴジの名前の変遷

最後に、マラゴジの興味深い名前の変遷を紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。マラゴジは元々「ガメラ(Gamela)」という昭和の大怪獣のような名称で呼ばれていたそうです。1887年に町に昇格し、「イザベル(Isabel)」と呼ばれるようになりました。イザベルというは、有名なペドロ二世の長女で、ブラジルの奴隷解放令に署名した人です。その功績を称えて、彼女の名前が町の名前につけられました。なお、皇女イザベルが奴隷解放令に署名したことにより、奴隷を有する地主の支持を完全に失ったペドロ二世は、その後ポルトガルに亡命することになりました。1892年には、町を流れる川の名前に因んで「マラゴジ(Maragogi)」に改名されています。