パッションフルーツの名前の由来は「キリスト」

ブラジル原産のフルーツ、パッションフルーツの名前は英語で書くと「Passionfruits」です。この名前の由来が「キリスト」から来ていることをご存知でしょうか?

パッションフルーツはキリストの受難に由来

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「passion」というと学校で「情熱」と習ったと思いますが、他にもイエス・キリストが十字架で処刑された「キリストの受難」という意味もあります。キリスト受難日はブラジルで「Paixão de Cristo」と呼ばれ、祝日になっています。

パッションフルーツと「キリストの受難」に何の関係があるかというと、パッションフルーツの花(↓)と関係しています。
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この花を見た宣教師が、キリストが受難の際に被らされたといういばらの冠に似ていることから、その名前が付けられたそうです。

農学部出身のブラジル人の知人は、次のように言っていました。
「フルーツの花のなかで、この花が最も美しいと思う。」
確かに、花全般を範囲にすると、他にもっと美しい花はあるかもしれませんが、フルーツの花に限定すると、パッションフルーツの花は頭一つ抜きんでいるように思います。

他にも色々な名前があります

日本語でパッションフルーツは「クダモノトケイソウ」と呼びます。花の形が時計に似ているところから、この名がつけられたそうです。

原産地ブラジルではパッションフルーツとは呼ばず「Maracujá(マラクジャー)」と呼ばれています。マラクジャーは、南米のインディオ、トゥピ・グアラニ族の言葉に由来しています。トゥピ語では「ひょうたんの中の食事」という意味になるそうです。

パッションフルーツを飲むと眠くなる?

多くのブラジル人が信じている迷信があります。

それは、パッションフルーツのジュースを飲むと眠くなるということ。試しに、知り合いのブラジル人に聞いてみてください。本気で眠くなると信じている人が沢山います。

でも、残念ながら(?)それは迷信です。

正確に言うと、パッションフルーツの葉の部分に神経をなだめる効果があるのですが、フルーツには同様の成分は含まれていません。リラックス効果を求めるのであれば、パッションフルーツの葉で作ったお茶を飲みましょう。フルーツジュースを飲んでも、眠くなる効果は全然ありません。

ブラジル人の知り合いでパッションフルーツに催眠効果があると信じている人が居たら、「実は、それは迷信なんだよ」とからかってやりましょう。

たぶん、そのブラジル人は次のように言うかもしれません。「それでも、私は眠くなるもん!」ブラジル人がパッションフルーツのジュースで眠くなると思い込んでいるのはプラシーボ効果のせいかもしれませんね。

パッションフルーツの食べ方

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ブラジルのパッションフルーツは、とても酸っぱいフルーツです。ひょうたんのような果実を開けると、黒い種とその周りに果肉が付いたどろどろした液体が出てきます。これを、ザルで濾してジュースにして飲むか、コンデンスミルクを入れてムース状にして食べるのがブラジル流です。
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パッションフルーツのムース

以前、インドネシアに住んでいた時にもパッションフルーツを食べました。インドネシアではマルキサ(Markisa)と呼びます。インドネシアのマルキサは、糖度が高いので、種ごと指ですくって食べると美味しいです。

パッションフルーツの食べ頃

ブラジルでは、木になっているパッションフルーツは食べません。本当の食べごろは、熟して木から落ちた時です。熟す前のパッションフルーツはツルツルしていて美味しそうなのですが、これはまだ食べごろではありません。本当に美味しいのは、シワクチャになった状態のフルーツです。

ブラジルでパッションフルーツを買う時はシワクチャのものを選んでくださいね。

パッションフルーツの木
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