ポルトガル人のネーミング・センスは、「単純すぎるだろ」とたまに突っ込みたくなることがありますが、今日紹介するフルーツの名前もその一つ。
世界一のパパイヤ生産国ブラジルにおいて、パパイヤは「Mamão(マモン)」と呼ばれています。
ブラジルでは「乳房」のことをmama(ママ)と言います。そして、名詞の語尾に(-ão)を付けると程度の大きい様子を表現できます。従って、「Mamão(マモン)」は直訳すると「巨乳」という意味になるのです。
ブラジルに来て初めてパパイヤを見たポルトガル人が「オオー、コレ・キョニュウ・ミタイネー!」と名付けたんでしょうか。
どんなふうになるんでしょう?
↓こんな感じです。
かなり巨大です。軽くラグビーボールくらいのサイズがあります。
パパイヤの効能
パパイヤに含まれる消化酵素は胃の消化を助け、
食事に含まれる栄養の吸収率を高めてくれます。また、ニンジンなどの緑黄色野菜に含まれるベータカロチンも豊富に含まれています。ベータカロチンは、活性酸素の働きを抑制し、 がんや循環器系の病気を予防する効果が期待されています。
他にも多くの栄養素が含まれているわりに、カロリーが低いのでダイエット中の人におススメのフルーツです。
ブラジルでの食べ方
フォルモーサと呼ばれるサイズが大きめのパパイヤはミキサーでピューレ状にしてジュースやパパイヤ・ミルク(ビタミナと呼ばれている)にして飲まれます。
生食用にはハワイと呼ばれる小ぶりな品種が人気です。ブラジルでは朝食のビュッフェに必ずといっていいほどパパイヤがあります。
また、ブラジル焼肉のシュラスコ料理屋に行くと、デザートにパイナップルとパパイヤを出してくれます。いずれも消化酵素が肉の消化吸収を助けてくれるということです。