ブラジルのゴミ事情-65%のゴミは処理せず空き地に放棄!?

ブラジルに来て、戸惑ったことの一つにゴミの出し方があります。日本だと、可燃ごみ、不燃ごみ、ペットボトル、アルミ缶などを分別して捨てることが当たり前だったのですが、ブラジル(ペトロリーナ)では分別は特に求められていません。

つまり、可燃ゴミだろうが不燃ゴミだろうが、関係なくまとめてゴミ箱に捨てます。最初の頃はアルミ缶やびんを可燃ごみと一緒に捨てることに抵抗があったので、分けて捨てていたのですが、区分しても全く意味が無いということがわかったので、今では全て同じゴミ箱で捨てています。

ブラジルで発生するゴミの行先

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あるデータによると、ブラジルではゴミの76%が埋め立て処分されているそうです。また、20%は埋め立てられずに、適当な空き地に捨てられています。リサイクルされているゴミはたった2%しかありません。また、ノルデステ(ブラジル北東部)に限って言えば65%のゴミが埋め立てもされずに空き地に捨てられています。ペトロリーナでも町はずれに行くと、大量のごみが野ざらしになっているのを見たことがあります。

ゴミのうち、半分を占めるのは生ゴミです。レストランに行くと、米やフェイジョン豆などが山盛りで出てくるので、全部食べきれずに残してしまうことがほとんどです。ゴミの多くは、外食産業などで出ているのかもしれません。

ちょっと眉唾物ですが、ブラジルではアルミ缶に関しては97%がリサイクルされているそうです。そういえば、ブラジルでお祭りに行くと必ずと言っていいほど空き缶を回収するオジサンを見かけます。皆がお祭りで浮かれている一方で、大きな袋を抱えたオジサンが道に捨てられたビールの缶をせっせと回収する姿を見ると所得格差を感じてしまいます。

企業はアルミ缶の回収に積極的かもしれないですが、家庭で出るアルミ缶が適切にリサイクルされているかというと疑問符が付くところなので、実際には97%もリサイクルされているとは思えません。

州によって異なるゴミの量

ひとくちにブラジルと言っても、州によってゴミ処理に対する考え方が異なります。大都市サンパウロや、首都ブラジリアでは、一人あたりの一日のゴミの量が1.6kgとも言われていますが、サンタカタリーナ州では、サンパウロの半分だそうです。サンタカタリーナ州の州都クリチバ市では、ゴミを持っていくと野菜などと交換してくれる運動を実施したことで、市民にゴミのリサイクル意識を植え付ける努力をしています。
http://kankyo.tenji-kai.jp/corner/ecocity.html

日本人はゴミの分別はするけれど…

我が国日本では、ゴミの分別には相当厳しいですが、排出量でみると2010年のデータで世界4位という不名誉な結果となっています。分別してリユースするのはいいですが、ゴミを出す量を減らす努力を頑張りたいところです。
http://top10.sakura.ne.jp/OECD-WASTE-T1B.html