ブラジル人が後片づけが出来ないのには理由があった

ブラジルに住んでいると、後片付けができない人をしばしば見かけます。幾つか例をあげてご紹介します。

スーパーで見かける無責任な光景

家の近くに巨大なスーパーマーケットがオープンしたので、日本から来た人と一緒に見にいきました。アタカレージョ(Atacarejo)と呼ばれる卸売形態のお店で、10個買うと一個無料になるなどの値引があり、近年ブラジルで伸びている業態です。

冷凍食品コーナーも充実していて、加工食品の他、そのままでは家庭の冷凍庫には入らなそうな大きな冷凍肉などもありました。

そこで気になったのは、客の何人かが、冷凍庫の扉を開けたら開けっぱなしで、閉めないで行ってしまうという点でした。近くを通り過ぎた店員も開いたままの扉を閉めずに通り過ぎてしまいました。

中に入っていた冷凍肉を試しに触ってみると、案の定少し溶けていてブニブニしました。半開きのままになっている冷凍庫は気持ちが悪いので、別に自分が開けたわけでもない扉を片っ端から閉めて回りました。

以前にも書いたのですが、冷凍ピザを買おうとした人が、レジ前で気が変わって冷凍ピザをレジ前のガムの陳列棚に戻すという類の無責任な行為を何度も見かけたことがあります。しばらく常温で放置された冷凍食品は、後で店員が何事もなかったかのように冷凍庫に戻します。また、ブラジルでは、スーパーが電気代節約のため夜中に冷凍庫の電源を切って、朝もう一度電源を入れなおすという酷い行為をやっているというニュースを読んだこともあります。いやー、無責任ですね。

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ジムで見かける無責任な光景

以前通っていたジムのトイレは、3回のうち2回くらいは便器の中が黄色い液体で満たされていました。用を足した後、流さないからです。ボタン押して水を流すだけの行為すら面倒くさがる輩が多いようです。
toilet

同じジムでは、腹筋を鍛えるのに床に敷くマットが何枚か常備されていましたが、これも使った後に戻す人が少なくて、しかも汗が付いていてそのまま使うのに抵抗がありました。

ブラジル人が後片付けをしない理由

こんな話を聞いたことがあります。ブラジルの中流以上の家庭では家政婦を雇うのが一般的であり、掃除、洗濯、洗い物、料理を人にやってもらうのに慣れている人は後片づけするという考えがはなから思い浮かばない人も居るのです。

彼らは開き直って次のようにも言います。「おれが片付けをしたら、掃除夫の仕事を奪ってしまうじゃないか。それは、お互いのために良くない」、と。

日本人はどうか?

ブラジルに来たばかりの日本人の方とフードコートなどで食事をすると、食事の後にトレイと使い捨て容器をゴミ箱に持って行こうとします。「あ、それはそのままでイイんですよ。」と言うのですが、何となく疑り深い目で見られることがあります。

久しぶりに日本に帰った時に、ジムで身体を動かしたのですが、そのジムの利用者は器具を使うたびに備え付けてある濡れタオルで器具を拭いているのを見て、ちょっと感動してしまいました。

三つ子の魂百までと言いますが、小さい頃からの躾は大切なんだなって感じました。まあ、日本人でもだらしない人はいますが。

なお、ブラジル人は後片づけをしないと書きましたが、あくまでもノルデステ(北東部)のド田舎での話であり、日本人以上にしっかりしたブラジル人も沢山いるということを念のため追記しておきます。