ブラジル人の「ITしぐさ」とペニス認識テクノロジーとは?

同僚のブラジル人と同じパソコンの画面を見ながら作業をすることがしばしばあります。このような状況下において、筆者がシステムにログインする時などに、多くの場合ブラジル人は「スッ…」と顔を画面から逸らすしぐさをします。これは、パスワードを入力しているところを見ていませんよ、というアピールだということが分かります。筆者の経験上、日本ではこのしぐさを見かけたことがなく、ブラジル人特有のしぐさだと思っていました。

しかし、このしぐさは日本でもマナーとして実施する人が居るらしく、しかも目を逸らすしぐさには『ITしぐさ』という名前まであることを最近知りました。(㈱まぐまぐのメルマガ「マネーボイス」7月20日号より)

ITメディアの記事、人がパスワード入力中に視線をそらす」は当たり前のITマナー?によると、最近では、“パスワードを入力しない”ログイン手段が増えてきており、近い将来、この『ITしぐさ』も過去のものになる可能性もあるようです。パスワードを入力しない認証方法は、偽造しにくい人間の体を使った「生体認証」が主流で、「指紋認証」をはじめ、「虹彩認証」「顔認証」「静脈認証」「声紋認証」などがあります。

ブラジルの指紋認証事情

筆者も、ブラジルのイタウ銀行ATMでお金をおろす時は、指紋認証を利用しています。ただし、指紋認証だからと言って必ずしも安全と言うわけでもないようです。同僚に聞いた話ですが、ブラジルではシリコンを使って指紋をコピーする輩が居るとのこと。検索したら、その方法を画像付きで解説するサイトが出てきました。刑事ドラマで、容疑者の指紋を採取する方法と同じような技術を利用して、所持品から指紋を採取するのは割と簡単なようです。

iPhoneには指紋認証機能が付いています。スマホを盗まれて、スマホに付着していた指紋を基に不正アクセスされるリスクは、ブラジルでは軽視できないかもしれません。スマホには、貴重なデータを保管しない、又は盗まれてもリモートで消せるように対策をしておくと安心です。

ちなみに、ブラジルでは指紋をコピーしてATMに不正アクセスするといったまどろこしいことをするよりも、ATMや現金輸送車を爆弾で爆破して、中身を強奪するというワイルドな事件の方が頻繁に発生しています。「caixa eletronico explodida」で画像検索すると、実際の画像が見られます。

ペニスによる生体認証

「ITしぐさ」とは関係ないですが、前述の「マネーボイス」では、「ペニスによる生体認証」を紹介していました。なぜ、あえてペニス?と疑問に思いましたが、ペニス紋(?)は指紋と違って色々なモノに付着していないので、ある意味安全かもしれません。

CamSodaというアダルトチャットサイトが、ログインの手段として「ペニスによる生体認証」を導入しました。その名も、「Biometrics」ならぬ、「Dick-ometrics」という冗談のようなふざけた名前です。

CamSodaが独自に開発したペニス認識テクノロジー(penis recognition technology =PRT)を利用し、指紋と同様に個体認証を行います。PRTと略されると、ちょっと格好よく聞こえるので不思議です。

なお、顧客のペニスデータは暗号化されて安全に保管されるとのこと。同サイトによると、現時点ではペニスの認識確率は76%ですが、将来的には95%の認証率を目指しているとのことです。ペニスの状態によって認証精度に影響が出るので、同サイトでは勃起した状態でログインするよう求めています。

話題としては面白いですが、独自にPRTという御大層な技術の開発に費用を投入してまで、セキュリティを高めたかったアダルトサイト経営者の情熱の方が気になります。

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