女性に人気!ブラジルの甘酸っぱい果実グラビオーラ

ブラジルの果実で、日本人が好みそうな果実を選べと聞かれることがあるならば、真っ先に筆者の脳裏に浮かぶのがグラビオーラ(graviola)という果実です。グラビオーラは、20~30cm程の果実で、緑色の表面にはトゲが沢山生えています。中には白い果肉と黒くて小さな種が詰まっています。

グラビオーラのジュースは甘酸っぱい味がするので、初めて飲んだ時は乳酸菌飲料のようだという印象を持ちました。甘酸っぱいフルーティーな口当たりは、女性にも人気が出そうな味ではないかと思います。

グラビオーラの樹


グラビオーラの樹は熱帯アメリカ原産の果樹で、高さ4~6mほどまで成長します。ブラジルでは、グラビオレイラ(gravioleira)と呼ばれています。日本語ではトゲバンレイシと呼ばれるほか、英語のサワーソップ(soursop)がなまってシャシャップと呼ばれることもあるそうです。原産はカリブのアンティル諸島と言われており、ブラジルには16世紀頃にポルトガル人によって持ち込まれました。

グラビオーラの果実

グラビオーラはビタミンBとビタミンC、カルシウム等を豊富に含んでいます。ガンの予防効果もあると言われていますが、ガンの予防のために食べるというよりは、うまいから食べるという人の方がほとんどだと思います。


ブラジルでは、別名「心臓(coração)」ともよばれているようです。たしかに、見ためが心臓に似ていますね。

グラビオーラの仲間

グラビオーラは、チェリモヤやバンレイシと同じバンレイシ科に属しています。バンレイシは、「釈迦頭」といった方が分かりやすいかもしれません。釈迦頭という名前の由来は、果実の見た目が大仏の頭のような外観をしていることにあります。

釈迦頭は、種が多くて甘いです。果肉がほとんどないので、種をしゃぶりながら周りについている果肉をこそぎとる必要があり、食べるのがやや面倒です。

釈迦頭チェリモヤを掛け合わせたもので、アテモヤ(atemoia)という果実もあります。釈迦頭はただただ甘いばかりですが、アテモヤは独特の酸味と香りがあり、果肉も多いので、ジュースやアイスクリームにして食べるとおいしいです。どうでもいいことですが、ブラジルで初めてアテモヤの名前を聞いたときは、熊本民謡の「おてもやん」のことかと思いました。