カズも通うブラジル在住歴50年の豪傑との出会い

おいしい日本食を食べるためにオフィスビルに行く

出張でサンパウロに来ています。昼飯は兄弟会社の大先輩(田中さん:仮名)が、おいしい日本食の食べられる秘密の場所があるということで連れて行ってもらいました。向かった先はレストランかと思いきや、到着したのは東洋人街にあるオフィスビルです。こんなところで、何を食べさせてもらえるのか?と不思議に思って足を踏み入れた先はレストランではなく、個人の事務所でした。

まず最初に白い小型犬がワンワンと出迎えてくれて、次に出てきたのは不思議なオーラをまとった70代の日本人男性(鈴木さん:仮名)でした。そして、鈴木さんと同じ年代の女性、その他に30代女性、10代の青年が2人いました。

事務所の中には所狭しと商品らしいものが並べてあります。メインはプロポリスの商品ですが、他にも超高級そうなお酒やら、高そうな石やらが置いてあって、不思議な雰囲気を醸し出していました。

家族かと思いきや、お互いの名前を苗字で呼びあっているし、10代の青年達は鈴木さんの孫かと思いきや鈴木さんに対して敬語を使って話しています。どういう間柄なんだろう?とても気になったのですが、しばらくは先輩の田中さんと鈴木さんのやり取りを見守ることにいたしました。

和牛のすき焼きと明太子などをごちそうになる

鈴木さんが応接間のソファに座るように進めてくれて、ビールを出してくれました。「これ、友達がやってるビール工場のビールなんだよ。」と気軽に言って出されたビールは、割と全国的に名前が知られたビールでした。この後14時から銀行に行くのですが、ビール飲んでもいいのかな?と軽く躊躇しましたが、先輩の田中さんが気にせずに飲んでいたので、ぼくも頂くことにしました。

鈴木さんは、獲れたてのタコの刺身、日本から持ってきた明太子、漬物やらを惜しげもなく出してくれました。どこからそんなもの仕入れてくるんだろう?極め付けは、日本から取り寄せた和牛で作るすき焼きです。鈴木さん曰く、「日本でもなかなか食べられんぞ!」ということです。まさかサンパウロでこんなに上手いすき焼きにありつけると思っても見ませんでした。2回おかわりしたので、どんぶり3杯も食べてしまいました。

ブラジル在住歴50年の豪傑が教える成功の秘訣

ブラジル在住歴50年で71歳だという鈴木さんからは、長い経験を通して培われた豪傑のようなオーラが出ていました。鈴木さんの話によると、色々な人が事務所に遊びにくるそうで、多い時には年に200人以上も来ることがあるそうです。カズこと三浦知良選手も良く遊びにくるそうです。

もてなすことが好きな鈴木さんが、実体験から学んだことは、とにかくケチケチせずに誰かのためにお金や時間を使うこと。そうすれば、2倍、3倍にもなって返ってくるそうです。同じような話はどこかで聞いたことがありますが、それを実践している豪傑の口からそれを聞くと、なんとも含蓄のある言葉に聞こえます。

おみやげにプロポリスの石鹸や軟膏、スプレーまで頂いてしまいました。田舎ものんびりしていていいですが、こういう豪傑に出会える機会があるのはサンパウロのいいところですね。