ブラジルのEXCELと日本のEXCELとの違い

日本版のエクセル関数の記述は、基本的に英語表記です。例えば、合計はSUM関数、平均の場合はAVERAGE関数といった具合です。エクセルはアメリカの会社が開発しているのだし、英語が世界標準語となっているのだから、エクセルの関数も全て英語でいいじゃないかとおもうのですが、ブラジルでは事情が異なります。

ブラジルのエクセル関数はポルトガル語

ブラジルのエクセル関数はポルトガル語表記です。例えば、SUM関数は「SOMA関数」、IF関数は「SE関数」、VLOOKUP関数は「PROCV関数(Procurar Valor)」とポルトガル語ベースなのです。従って、ブラジル人にSUM関数と言っても通じません。基本的には日本のパソコンで作成したエクセルファイルでもブラジルのパソコンで閲覧できますが、たまに問題が生じます。

日付までポルトガル語

例えば、TEXT関数を使って、日付の表示形式を設定する場合に、次のような関数を書いたとします。
セルB1=TEXT(A1,”dd/mm/yyyy”)
日本のエクセルで、セルB1には「14/04/2016」という日付が表示されるとします。しかし、同じファイルをブラジルのエクセルで開くと、「14/04/yyyy」と表示されてしまいます。日本のエクセルの場合、日=dd(Day)、月=mm(Month)、年=yyyy(Year)と認識するのですが、ブラジルのエクセルでは、日=dd(Dia)、月=mm(Mês)、年=aaaa(Ano)と表記しなければならないのです。たまたま、日と月はdとmで同じ頭文字ですが、年だけ認識してくれないのです。それで、ブラジルに合わせて関数をaaaaと書き直すと、今度は日本のエクセルで表示した時に、「14/04/木曜日」と表示され、年ではなく曜日を表示するようになります。

日本のパソコンでファイルを作成し、ブラジル人に利用してもらおうとすると、こういうところで不具合が出てきて非常に使いづらいです。互換性が無いので、エクセルの関数は英語に統一してもらいたいところです。

VBAは英語で統一されているが…

エクセルでプログラムを書くためのVBAは、ブラジルのエクセルでもポルトガル語ではなく英語表記です。そのため、VBAの記述に関しては問題ないですが、VBAを利用して操作するシートの方で適用されるルールが微妙に違うので、日本のエクセルで作成したファイルをブラジル人に使ってもらうためには、事前にブラジルのパソコンで動作確認をする必要があります。

エクセルで小数位(ピリオド)と千単位(コンマ)の区切り文字を切り替えるマクロ
ここで書くまでもなく、日本では数字の表記法として、小数位を表すのに「ピリオド」を使用し、千単位を「コンマ」で区切っています。例えば、以下のようになります。 同じ数字でも、ブラジルでは「ピリオド」と「コンマ」の使い方があべこべになります。...