ある日突然、同僚がラルクのハイドみたいな髪型で出勤した話

コーンロウズという髪型

ラルクのボーカル、ハイドが髪を金色に染めて、腰のあたりまで伸びたエクステを付けたスタイルがあるじゃないですか。あれば、コーンロウズ(Cornrows)と呼ぶそうです。地肌に沿って編み込んだスタイルの見た目が、トウモロコシに似ていることからこの名前が付けられたそうです。ぼくの中ではアメリカの黒人系のチンピラやR&B歌手がこのヘアースタイルをやっている固定観念があります。
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2016年正月明けに会社に出勤した時に、人事部の女性が頭をコーンロウズにして出勤していたのには驚かされました。齢は40歳前半くらいで、二児の母。顔は俳優のモーガン・フリーマンに超そっくりなんですが、女性です。会社に勤めて20年くらいで、仕事を淡々とこなすので、従業員からの信頼も厚い真面目な女性です。

そんな彼女が髪型をコーンロウズにすると、その印象はギャングというよりエジプトの宮殿に居る貴族のような雰囲気になりました。

ソバージュ・パーマを掛けたと見せかけて…

透き通るような白い肌と、とび色の目を持つ可愛らしい女の子が入社した時のことです。彼女は、腰まである真っ直ぐで長いダークグレーの髪を持っていました。ある時、彼女がくるくるのソバージュ・パーマを掛けて出社してきました。おっ、大胆なイメチェンをしたね、と思って本人に聞いてみると、思いがけない答えが返ってきました。

「これは、地毛。いつもは、コテで30分くらいかけてストレートにしているんだけど、今日は時間が無かったんです。」

ストレートヘアーの女の子かと思いきや、彼女の髪は、日本人にはまず見られないようなクルクルの天然パーマだったのです。一見すると白人系に見えますが、毛髪部分だけ黒人のDNAが色濃く出ているのかもしれません。

日本人女性にとって、パーマとは「ウェーブをかけること」をイメージすることが多いと思いますが、ブラジル人女性にとっては、パーマといえば「ストレートにする」ためにかける方が多いという話を聞いたことがあります。どの国でも人は自分にないものを求めるんですね。

あの娘は金髪なのか

ブラジルに来て不思議に思ったのが、女性の髪の色です。金髪なんですが、根元の方が黒いのです。果たして、彼女は金髪なのか?染めているのか?その辺が気になってしょうがなかった時代があります。頭が金髪なのに、腕から生えている立派な腕毛が黒々としていると、余計に気になります。

実態としては、いずれも真実でした。混血が進んでいるので、毛根のうちの一部からは金髪、一部からは黒髪が生えるブラジル人は多いようです。黒髪を金髪に染めている人も居ます。でも、日本人のように茶髪にする人は居ないですね。基本は、金髪で、たまに赤や青に染めている人を見かけます。

子供のうちは色素が薄くて金髪だったけど、大人になったら黒髪になったという不思議な証言も聞いたことがあります。

天然パーマ証明書という怪奇文書

余談ですが、先日、日本人の知り合いと話をしている時に「天然パーマ証明書」という聞きなれない書類について教えてもらいました。なんでも、娘さんの髪に生まれつきウェーブがかかっているので、それが生まれつきのものであることを証明するため、日本の学校に提出しなければならないものだそうです。

天然パーマどころか、肌の色、髪の色、髪質がてんでバラバラなブラジルでその話を聞いたので、にわかには信じがたい祖国の真実でした。