ブラジルだけに生える黄金の草、カッピン・ドウラード

サルバドール近郊の海岸、インバサイーに行った時、露店商人が金色のバッグを売っていて、妻が興味を示したので色々と見せてもらいました。なんでも、カッピン・ドウラード(Capim dourado)という植物を編んで作ったとのこと。カッピン・ドウラードは、日本語に訳すと「黄金の草」という意味です。

名前の通り、金色の美しい輝きを放っています。妻は色々迷った挙句、小さなネックレスとポーチを購入していました。一つ30レアルのところ、二つで40レアル(1,300円)に値切っていました。

ジャラポンの名産カッピン・ドウラード

このカッピン・ドウラードは、トカンチンス州ジャラポン(Jalapão)のみに自生する植物です。トカンチンス州というと、旅行で訪れる日本人はほとんどおらず、どこにあるか知らない方もいるのではないかと思います。

ココです↓

Wikipedia

ジャラポンは、いわゆるセラード(乾季の長い高原地帯)とカアチンガ(有刺低木、サボテンなどが自生する植生)が混在する地域で、テーブルマウンテン、砂丘、滝、清流の川などがある自然豊かな場所です。トカンチンス州最大のジャラポン州立公園があり、画像検索すると美しい写真がいくつも表示され、一度行って見たくなります。

このジャラポンにはムンブカという集落があります。かつて、この集落でインディオによってカッピン・ドウラードの編み方が伝えられたといいます。カッピン・ドウラードから作られたアクセサリー、ポーチ、花瓶などは美しい金色の輝きを放ち、今ではブラジルにとどまらず、海外でも人気があります。その人気にあやかろうと、今ではムンブカ以外でも工芸品の生産が行われています。

ジャラポンにあるカッピン・ドウラードの草原

カッピン・ドウラードは、ブラジルのトカンチンス州ジャラポン地域にのみ自生する植物なので、絶滅防止のために収穫期が毎年9月20日からの2ヵ月間に限定されています。また、地域の経済・環境持続可能性を担保するため、カッピン・ドウラードをそのまま域外に持ち出すことは法律で禁じられており、持ち出す場合には工芸品に加工したものである必要があります。

通販(↓)でも買えるようなので、興味のある方はチェックしてみてください。

ちなみに、埼玉県に「カッピン・ドウラード」という名前のシュハスコ屋がありました。東部東上線の若葉駅が最寄駅で、池袋から40分くらいの場所にありました。

新しいタイプのバイキングのお店が埼玉県坂戸市(東武東上線)に誕生。シュラスコやフェジョアダなどいま若者に大人気のブラジル料理や新鮮なサラダやスイーツも食べ放題。ディナーは2000円を切るお手頃価格が魅力です。

ジャラポン州立公園

世界で唯一、カッピン・ドウラードの自生するジャラポンですが、最寄りの都市はトカンチンス州都のパルマスです。アクセスが悪く、ホテルやレストランも少ないので、州都パルマスからツアーに参加していくのが一般的のようです。パルマスから4WDに乗って、150キロ程東に走ると、ジャラポンに到着します。

ちょっとマイナーですが、カッピン・ドウラードの手工芸品は、ブラジルの記念品としても良いですね。