ブラジルを語る上で外すことのできない存在、サトウキビ

ブラジル発展の大きな要素となった砂糖産業。主要な生産地はバイーア州、ペルナンブーコ州でした。今でもブラジルのサトウキビの生産量は世界一で、二位のインドの二倍以上の生産量を誇ります。

先日、ペトロリーナの農家を訪問した際に、サトウキビをご馳走になりました。
サトウキビの見た目は、竹に似ています。

農家のおばさんが、畑のサトウキビをナタで切り、周りの固い皮をワイルドにそぎ落として「はいっ」と渡してくれました。
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サトウキビを食べたことがなかったので良くわからなかったのですが、そのままかじりついて、ちゅーちゅーすると甘い汁が出てきました。

かたいスポンジを吸っているようなかんじです。農家の子供は、おやつ代わりにサトウキビをかじっていました。
同じ農家の庭には、歯車のサトウキビ絞り器がありました。これをキコキコ回すと、サトウキビの中にある汁が絞り出されてきます。
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これは、ブラジルではカウド・ジ・カーナ・ジ・アスーカ(caldo de cana de açúcar)と呼ばれています。
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ちょっと青臭いですが、コクがあって美味しかったです。サトウキビの絞り汁というと、水に白砂糖を溶かしたものをイメージしていたのですが、全然違いました。これは、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンが豊富に含まれているからなんです。サトウキビの絞り汁は、パステルと呼ばれる揚げ餃子のような軽食と一緒に食べられることが多く、街中でも絞り汁を売るオジサンなどを見かけます。

黒砂糖は、このサトウキビの絞り汁を煮詰めて作られたものです。一方で、白砂糖は、サトウキビの絞り汁から鉄分、カルシウム等を除去して糖分のみ抽出したもので、化学的な糖分なので吸収率も早く、血糖値を上げやすいそうです。

いずれにしろ、糖分なので食べすぎは良くないですが、黒砂糖を使った方が少しはマシみたいですね。