彼はボンブリウのような人間だという褒め言葉

商品名が一般名詞となった、ボンブリウ

日本で絆創膏のことを「バンドエイド」、接着剤のことを「アロンアルファ」と呼ぶように、ブラジルでも商品名が一般名詞として使われていることがあります。食器を洗うスチールウールはポルトガル語では、「Plha de aço(パーリャ・デ・アッソ)」というのが普通名詞なのですが、ブラジルでは商品名である「ボンブリウ」でも通じるそうです。
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ボンブリウというのは、1948年創業の会社で、キッチン洗剤、洗濯洗剤等を販売する会社です。創業者が、米国で見たスチールウールに感銘を受け、これをブラジルに紹介したのが事業のきっかけだそうです。

彼はボンブリウのような人間だ。

以前、ブラジル人が、誰かのことを評して、「彼はボンブリウのような人間だ。」と言っていたのを耳にしました。ボンブリウのような人間というのがどんな人間なのか気になったので、調べて見ました。

「ボンブリウは1001の用途に使える。」というコンセプトを掲げており、それがブラジル人の間で広く知られています。つまり、「彼はボンブリウのような人間だ。」というのは、何でもそつなくこなせる人間だ、という褒め言葉だったのだろうと思います。

ボンブリウの意外な使い方

「ボンブリウって、色々な用途があるって聞いたけど、本当?」とブラジル人に問いかけてみました。彼は「そうそう、一昔前は、ボンブリウをテレビのアンテナに差す人が多かったよ。」と意外な答えが返ってきました。何か深い意味があるのかと思い、彼の説明を聞いていると、どうやら屋内アンテナを使っていた時代に、そのアンテナにスチールウールを差すと、テレビの映りが良くなると考えられていたようです。
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他にもあります

ボンブリウを電池でこすると火がつくそうです。普通にマッチやライターでいいじゃん、と思わないでもないですが、キャンプなどで子供に自慢するくらいの使い道はあるかもしれません。

本当に1001も使い道があるのか?

ボンブリウは、本当に1001も使い道があるのかを検証するべく、あるジャーナリストがクラウドソーシングでボンブリウの用途を募集したところ、186ものアイデアが寄せられたそうです。今のところ815のアイデアが不足しています。

寄せられたアイデアの中には、「むかつく隣人の車の塗装をはがす」や、「ブラジルで販売される他のスチールウールにボンブリウという名前を与える」、「何百もの人間に、このリストを完成させるための馬鹿げたアイデアを考えさせる」等と言ったブラジル人が言いそうなアイデアも多く寄せられていました。
http://curioso.ig.com.br/index.php/2010/04/07/o-bombril-tem-mesmo-1001-utilidades/