筋肉増強薬の誤用により失明したブラジル男性

先日、ブラジルのTVニュースを見ていたら、筋肉増強剤を注射で投与した男性が、筋肉ムキムキになるのと引き換えに左目を失明したという衝撃的なニュースをやっていました。ニュースでは、その男性が筋肉増強剤を使う前の細い体と、使用した後のたくましい体を比較して写しましたが、キャスターのインタビューに答える男性の目の焦点が合っていなかったのが恐ろしかったです。

そのブラジル人が投与していたのは、ポルトガル語でアナボリザンチス(anabolizantes)と呼ばれるもので、日本では「アナボリック・ステロイド」と呼ばれている筋力増強のためのホルモン剤でした。国際オリンピック協会は、アスリートがこれを使用した場合、処罰の対象にしています。
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アナボリック・ステロイドの働き

アナボリック・ステロイドの主な働きは、筋肉細胞の中の水分を増加させ、筋肉トレーニングの効果を高め、筋肉を通常よりも非常に速く成長させることを可能にします。

アナボリック・ステロイドは、男性ホルモンのひとつであるテストステロンを人工的に作ったもので、20以上の種類があります。服用するか、注射により摂取します。

アナボリック・ステロイドが体内に入ると筋肉や肝臓などの細胞内に侵入し、生化学反応を引き起こします。筋肉に入ったステロイドは、代謝機能を加速させます。ジムで筋トレを行った場合、アナボリック・ステロイドを摂取していると通常よりも8倍もの効果が得られると言います。

しかし、アナボリック・ステロイドには「魔法」のような効果がある一方で、危険な副作用もあります。例を挙げると、男性ホルモンの生成機能が衰える、肝臓に負担が係る、禿る、乳首が女性のようになる等のさまざまな副作用が確認されています。使用方法を誤れば死に至ることもあるそうです。

牛用のステロイドを注入?

アナボリック・ステロイドは医師の管理のもとに、治療のために使用されることもありますが、ブラジルにおいてはほとんどが筋肉増強剤として使用されています。

アナボリック・ステロイドの話をブラジル人にしてみたところ、筋肉増強のために牛用のホルモン剤を投与した人を知っているという驚くべき話を聞きました。そんな恐ろしいこと絶対にマネできません。

余談ですが、同じ会社で働く関根さん(仮名)はあるブラジル人(獣医)と懇意にしています。以前、関根さんがぎっくり腰になり、ひどい目にあったのですが、獣医の友人が渡してくれたクリームを腰に塗ったところ、スッと痛みが引いたそうです。実はそのクリームは馬用のクリームだったのですが、その友人は「人間が使っても全然問題ないよ!がはははは!!」と豪放磊落としていたそうです。ちなみに、クリームはとても臭かったそうです。

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